【2024年版】東京都港区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

【2024年版】東京都港区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

港区は、交通至便なのはもちろんのこと、ビジネス街が発展した日本の一等地とされ、住宅地の希少性が高い街です。

昨今は人気エリアのマンションが高騰を続けているため、「港区のマンションはいくらで売れるのか」気になる方もいるのではないでしょうか。本記事では、港区のマンション売却相場や相場の調べ方、高く売却するコツを解説します。

マンション売却について初歩的なことを知りたい方は『マンション売却の注意点!流れや費用、失敗例、税金特例』『マンション売却の流れ9ステップ』もご覧ください。

この記事を読めばわかること
  • 港区のマンション売却相場
  • 港区のマンション売却相場を自分で調べる方法
  • 港区のマンション売却成功のポイント
「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.港区のマンション売却相場

港区のマンション売却相場

港区のマンション売却相場について、間取り別と築年数別にデータを分け、売却相場について解説します。

どのような間取りが人気なのか、築年数は何年ごろが売りどきなのかを把握し、相場感を養いましょう。

1-1.間取り別のマンション売却相場

港区の間取り別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【間取り別】港区のマンション売却相場
間取り 販売価格の中央値 物件数 物件割合
ワンルーム・1K 2,600万円 1,357物件 33%
1LDK 6,000万円 672物件 17%
2LDK 9,000万円 923物件 23%
3LDK 11,000万円 450物件 11%
4LDK 30,500万円 16物件 0%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都港区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の売却相場は、2018年1月から2023年3月までの不動産売却事例からピックアップしています。

ワンルームや1LDKなどの投資用物件が多いことも読み取れますが、2LDKや3LDKなどのファミリータイプの物件も取引されています。

表内の金額は中古物件の取引相場ですが、東京カンテイが公開している資料「2022年・年間平均中古マンション(年間版)」に記載されている、東京23区のマンション売却相場70平米換算の価格6,842万円と比較すると、非常に高額で取引されていることが分かります。

このように、前述したデータからも港区にあるマンションの人気の高さが伺えます。

1-2.築年数別のマンション売却相場

港区の築年数別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【築年数別】港区のマンション売却相場
築年数 平米単価 物件数 物件割合
1年~5年 216万円 124物件 3%
6年~10年 168万円 540物件 13%
11年~15年 176万円 425物件 10%
16年~20年 134万円 1,157物件 28%
21年~25年 140万円 777物件 19%
26年~30年 126万円 99物件 2%
31年~40年 106万円 163物件 4%
41年~50年 93万円 506物件 12%
51年以上 98万円 177物件 4%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都港区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の表から、最も多く取引されているのは築16年~20年のマンションです。

一般的に、マンションは築20年を超えると資産価値が大きく下がりますが、港区のマンションの場合は築25年ごろまでは積極的に取引されており、平米単価も維持しています。

港区はマンション用地が限られていることから物件数が少ない影響もあり、築年数20年前後の中古物件でも十分高く売れることが読み取れます。

加えて投資家からの需要も高いエリアですので、今後も単価は上昇することが予想されます。

したがって、港区では間取り、築年数を問わず安定してマンションを売却しやすいと言えるでしょう。

2.港区の不動産売却価格推移

港区の不動産売却価格推移①

港区での不動産売却相場の推移は以下のように変遷しています。

港区の不動産売却価格推移②

引用:HOME4U「東京都港区の不動産売却査定・相場情報」

上記のグラフは2018年からの土地・戸建て・マンションの平均売却価格です。それぞれ3年前から徐々に平均売却価格が上昇していて、需要が伸びていることが読み取れます。

それぞれ3年前から徐々に平均売却価格が上昇していて、その傾向は今後も続くと考えられます。

その理由は2つ「低金利」と「人口の増加」です。

日銀は2024年3月19日に金利政策を利上げに修正すると発表しましたが、現時点では低金利の影響が続いています。
銀行の融資金利が低ければ低いほど高額の物件が買いやすくなり、結果として不動産価格が上昇するのです。

そして、港区は人口推計でも人口の増加が見込まれています。

人口が増えれば不動産の需要が高まるため、将来性への期待も不動産価格上昇に表れていると考えられます。

3.港区のマンションを高く売却する方法

港区のマンションを高く売却する方法

港区のマンション売却を成功させるコツは2点あります。

  • 低金利が続くうちに売却する
  • 港区のマンション売却実績が豊富な不動産会社に売却依頼する

基本的に港区のマンションは築年数、広さを問わず人気なので、売却できる可能性は十分にあります。

しかし、日銀がマイナス金利政策を解除すると発表したため、今後も低金利が長く続くとは限りません。
そのため、売却するなら金利が上がる前に動きましょう。少しでも金利が上昇するとマンションを購入できる顧客は減ってしまいます。

特に港区は23区の中でも高額な物件が集中しているため、金利上昇によって購入需要の低下や価格下落などの影響が出やすいことが考えられます。

したがって、港区のマンション売却を検討されている方にとっては、低金利が続く今が最適な売却のタイミングと言えるでしょう。

もう一点は、港区のマンション売却実績が豊富な不動産会社に依頼することです。

売却価格が高額なので、少しの値引き交渉だけでも数百万単位で金額が変わってきます。港区のマンションを取り扱った経験がない不動産会社に任せると、大きな損をしてしまう可能性もあります。

少しでも高値で売却するために、エリアの特色を理解しており、売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。

4.港区のマンションの3つの魅力

港区のマンションの3つの魅力は、以下のとおりです。

  1. 住宅地の希少性が高い
  2. 東京23区内へのアクセスが抜群
  3. 人口増が見込める

それぞれ具体的にどのようなことなのかを確認し、売却時のアピールに役立ててください。

4-1.ビジネス街に囲まれている港区は住宅地の希少性が高い!

港区は日本のビジネスの中心と言えるほどビジネス街が発展していることもあり、住宅地の希少性が高いエリアです

物件の数が少なく、一つの物件に対して購入需要が集中しやすいことから、資産価値が落ちにくい点でも人気があります。

また、希少性が高い住宅街は、住環境が非常に良いことも港区の特徴です。

高級住宅街でも知られる麻布には有栖川宮記念公園が、マンションや高層ビルが建ち並ぶ赤坂には東京ミッドタウン芝生広場など緑も豊かで閑静な環境が整っています。

このように、住み心地の良さと希少性の掛け合わせが、港区のマンション人気を後押ししていると言えます。

4-2.23区内へのアクセスが便利!立地が圧倒的に良い港区!

港区は23区内へのアクセスが抜群で、立地の良さも人気の要因です。

オフィスが集中する港区内への通勤もありますが、隣接している中央区や江東区、千代田区や新宿区、渋谷区や品川区と、23区内への通勤を想定して港区を選ばれる方も多くいます。

それぞれの区につながる鉄道や地下鉄、バス路線が充実していて、通勤・通学のみならず、休日のお出かけもしやすい環境が港区には整っています。

また、出張の多い方にとっても、新幹線であれば東京駅や品川駅、飛行機であれば羽田空港とどちらも近い距離にありますので、利便性の観点からも立地の良さが感じられて人気です。

4-3.2034年まで人口増の見込み!港区の将来性

港区のマンションは投資目的での購入需要も高いですが、人口増加も人気を後押しする要因と言えます。

港区議会が公開する「港区人口推計(令和5年3月)」によると、2023年時点の人口26.16万人から、2034年には31.93万人まで増加すると推計されています。

出典:港区議会「港区人口推計(令和5年3月)」

この推計で特に見るべき部分は生産年齢人口の伸びでしょう。

老年人口の伸び以上に生産年齢人口が増える予想で、マンションの購買層とも一致します。

人口が増加すれば不動産の需要も高まるので、今後も港区のマンション価格は上昇すると予想され、人気もより高まるでしょう。

5.港区のマンション売却相場を自分で調べる方法

港区のマンション売却相場を自分で調べる方法①

港区のマンションを売却するなら、まずは売却相場を自分で調べましょう。

  • レインズ・マーケット・インフォメーション
  • 不動産情報ライブラリ
  • 不動産情報サイト「中古住宅HOME4U(ホームフォー・ユー)」

自分で売却相場を調査するなら、以下のサービスが便利です。

レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が保有している不動産取引情報を公開しているサイトです。

過去実際に取引された物件情報から、売りたい物件の条件に近い成約事例を探し、おおよその売却相場を把握することができます。

一方の「不動産情報ライブラリ」も、不動産取引価格を確認できます。

港区のマンション売却相場を自分で調べる方法③

出典:不動産情報ライブラリ. 国土交通省

「レインズ・マーケット・インフォメーション」は不動産会社が取引した事例を掲載しているのに対し、「不動産情報ライブラリ」では国土交通省から不動産取引した買主に対して送られるアンケートをデータベース化した情報を公開しています。

中古住宅HOME4U(ホームフォーユー) 」は、NTTデータグループが運営している不動産ポータルサイトです。

港区のマンション売却相場を自分で調べる方法④

出典:中古住宅HOME4U

中古物件の検索サイトとしては国内最大級の物件数を誇り、簡単な情報入力で物件情報を調べられます。

査定申込や一括査定も可能ですが、相場価格を容易に調べられるのも特徴です。

マンションの売却を決めたら、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」を使って査定を依頼しましょう。

HOME4Uマンションプライスの売却査定

運営実績20年の「不動産売却 HOME4U」 なら、マンションを売るための的確なアドバイスをしてくれる不動産会社も見つかります。

不動産売却 HOME4U」では家の所在地や広さなど必要最低限の情報を入力するだけで、最大6社の不動産会社から査定価格をまとめて取り寄せることができます。

マンション売却を検討されている方は、ぜひ「不動産売却 HOME4U」を利用しましょう。

6.港区のマンション売却の費用と税金

港区のマンション売却の費用と税金

港区のマンションを売却するにあたり、諸費用や税金がどれくらいかかるか、どんな計算方法で算出するかを把握しましょう。

マンション売却でかかる費用や税金は以下のとおりです。

費用 金額の目安
仲介手数料 売却価格×3%+6万円と消費税
譲渡所得税 譲渡所得 × 税率で計算
印紙税 1万円から6万円
抵当権抹消費用 1万円から3万円程度
ローン返済手数料 1万円から3万円程度
各証明書の取得費用 数百円程度
その他費用 ハウスクリーニング、リフォーム、引越し費用など

マンションの売却価格によって具体的な金額は変動しますが、「最終的に手元にいくら資金が残るのか」を把握するためにも、予め費用をシミュレーションしておきましょう。

まとめ

港区のマンションは購入需要も高く、築年数・間取りを問わず、高水準の価格で取引されています。

港区のマンションが人気なのは、「希少性」と「立地」そして「エリアの将来性」の3つが影響していると考えられます。

低金利と人口増加の影響も価格上昇を後押ししていますが、今後も長く続くとは限りませんので、売却を検討されている方は、金利が上がる前に売ることをおすすめします。

不動産会社に依頼するにあたり、まずは「レインズ・マーケット・インフォメーション 」などを使ってご自身で相場を調べましょう。

マンション査定は「不動産売却 HOME4U 」を活用して複数社に一括で依頼することをおすすめします。査定結果を比較して、安心して売却を任せられる不動産会社を見つけましょう。

「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
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