【2024年】東京都新宿区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

【2024年】東京都新宿区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

新宿区は、JR線、京王線、小田急線、東京メトロなど多数の鉄道路線が乗り入れる交通網が発達した人気の街です。

首都圏のマンションが高騰を続けているため、「新宿区のマンションはいくらで売れるのか」気になる方もいるでしょう。本記事では、新宿区のマンション売却相場や相場の調べ方、高く売却するコツを解説します。

マンション売却について初歩的なことを知りたい方は『マンション売却の注意点!流れや費用、失敗例、税金特例』『マンション売却の流れ9ステップ』もご覧ください。

この記事を読めばわかること
    • 新宿区のマンション売却相場
    • 新宿区のマンションが人気の理由
    • マンション売却相場を自分で調べる方法
「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.新宿区のマンション売却相場

新宿区のマンション売却相場

新宿区のマンション相場はどのようになっているか、2018年1月から2023年3月までのマンション成約データをもとに、間取り別、築年数別でまとめました。

1-1.間取り別のマンション売却相場

新宿区の間取り別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【間取り別】新宿区のマンション売却相場
間取り 販売価格の中央値 物件数 物件割合
1R・1K 2,300万円 2,093物件 48%
1LDK 4,300万円 534物件 12%
2LDK 6,400万円 632物件 15%
3LDK 7,300万円 370物件 9%
4LDK 13,000万円 13物件 0%
5LDK 10,450万円 2物件 0%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都新宿区のマンション売却・相場価格・一括査定」

物件の多くはワンルームや1LDKタイプのマンションで投資用物件ですが、2LDKや3LDKの物件も合計1,000件以上の物件が取引されています。

新宿というと都庁周辺や歌舞伎町などの新宿駅周辺のイメージが強いですが、新宿区の北側にある地下鉄東西線沿線には早稲田や高田馬場といった庶民的な街もあるのです。

それらのエリアでは、ファミリータイプのマンションが取引されている傾向があります。

1-2.築年数別のマンション売却相場

新宿区の築年数別のマンション売却相場は以下のとおりです。

【築年数別】新宿区のマンション売却相場
築年数 平米単価 物件数 物件割合
1~5年 145万円 159物件 4%
6~10年 132万円 583物件 13%
11~15年 119万円 546物件 13%
16~20年 120万円 998物件 23%
21~25年 110万円 684物件 16%
26~30年 100万円 223物件 5%
31~40年 84万円 555物件 13%
41~50年 75万円 370物件 9%
51年以上 67万円 158物件 4%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都新宿区のマンション売却・相場価格・一括査定」

築6年以上築25年以内の物件が多く取引されています。

一般的なマンション売却では資産価値が下がり切る前や大規模修繕工事によって修繕費が上がる前に売却を検討する人が多いため、このあたりの築年数の物件が多くなりますが、新宿区では築31年を超えた物件も取引が活発です。

また、新宿区ではマンションの維持管理について積極的な支援に取り組んでいます。

そのため、築年数が経過している物件だとしてもデメリットが少なく、価格の安さが魅力となって取引件数に繋がっているといえます。

2.新宿区の不動産売却価格推移

新宿区の不動産売却相場は以下のように推移しています。

不動産売却HOME4U「東京都新宿区の不動産売却査定・相場情報」

引用::不動産売却HOME4U「東京都新宿区の不動産売却査定・相場情報」

コロナ禍の影響もあり、近年の不動産相場は基本的に横ばいです。しかしながら、全国的には不動産相場は近年3年間続けて上昇を続けています。

その理由のひとつが、日銀がおよそ8年間にわたって続けた低金利政策です。
低金利によって住宅ローンの借入額も増えることから、購入価格の上昇に繋がっていると考えられます。

また、マンションの建築資材や人件費高騰の影響によって、そもそもの建築価格自体が上昇しています。結果として、売り出し価格を上げざるをえない状況にも繋がっているのです。

今後の展望としては、新宿区のマンション価格は上昇すると予想されています。

当面は低金利が続くことも想定されていますが、新宿区内の人口が増加していることが大きな要因です。

新宿区新宿自治創造研究所が公表する「2020年国勢調査に基づく新宿区将来人口推計 (速報版)」によると、東京都の人口ならびに世帯数は増加を続けていて、新宿区では2035年まで人口の増加が続くと見込まれています。

人口増加によって不動産の需要増加が予想されますので、不動産価格も合わせて上昇することが予想されます。

3.新宿区で高く売却できるマンションの特徴

新宿区で高く売却できるマンションの特徴

新宿区で高く売却できるマンションの特徴は以下の3点です。

  • 築20年以内
  • 好立地
  • 防犯対策が充実している

新宿区で高く売却できるマンションは築20年以内の物件です。

先述した築年数から見た取引件数では、全体の50%以上が築20年以内で取引されていて、築年数が短い分、売却価格も高くなっています。

また、どのエリアでも共通ですが、新宿区でも立地が良い物件は高額で売却できます。

立地の良さはニーズによっても異なり、ファミリータイプのマンションでは住環境が整っているエリア、ワンルームや1DKなどの投資用物件は、学生街やオフィス街の近くの需要が高くなっています。

ただし、間取りのタイプによって好立地の意味合いが変わるので、売却価格の設定には注意が必要です。

さらに、防犯対策が充実していることもポイントです。

一般的に新宿区に対する治安のイメージは良いものではなく、住宅街だとしても繁華街のイメージに引っ張られてしまいます。

そのため、新宿区でマンションを探している買い手は、地域の治安と同じくらい物件の防犯性を気にします。ファミリータイプの物件ならばより顕著になるでしょう。

オートロックや防犯カメラ、管理人が24時間常駐しているなど、防犯対策が充実している物件は高く売却できる傾向があります。

4.新宿区のマンションを高く売却する方法

新宿区のマンションを高く売却する方法

新宿区のマンションを高く売却成功させるコツは以下の3点がポイントです。

  • マンションの防犯性をアピール
  • エリアの相場を正しく理解する
  • 信頼できる不動産会社に依頼する

新宿区はオフィス街やビジネス街、商業地域で形成されていますが、繁華街や夜の街のイメージも少なくないため、マンションの防犯性を気にする人は少なくありません。

特にファミリータイプの物件ならば、立地や価格と同じくらい防犯対策が行き届いているかを重視します。

内覧時はオートロックや防犯カメラが設置されている、管理人が常駐しているなど安全面の心配がないことをアピールできると買主から良い評価を得られるでしょう。

また、新宿区のマンション売却ではエリアの相場を正しく理解しているかどうかも重要です。

たとえば、西武新宿線沿線の落合エリアや西新宿エリアでは取引件数は多いものの、新宿区内の相場としては低くなります。

一方で、南元町などの四谷エリアでは取引件数が少ないものの、相場は高くなっています。

このように同じ新宿区でもエリアによって相場は異なるため、所有する物件の相場を把握して売却価格を設定することが重要です。

エリアの相場は、不動産流通機構が運営する「レインズ・マーケット・インフォメーション」に掲載された取引事例を元に調べられますので、不動産査定の前に確認しましょう。

不動産査定を受けて、信頼できる不動産会社を見つけられるかも、高値の売却成功には欠かせません。

とはいえ、先述した通り新宿区は多様なエリアに分かれています。

高値で売却するといっても、相場からかけ離れた価格設定だと買い手はつきません。

エリアの特性を熟知し、新宿区のマンションを探す買い手のニーズを正しく把握している不動産会社を見つけることがポイントです。

1社だけの査定だと見つけることは困難ですので、複数社に査定を依頼して信頼できる不動産会社を見極めましょう。

1社ずつ直接問い合わせするのは時間がかかるだけでなく管理も大変なので、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」の活用がおすすめです。

あなたの不動産いくらで売れる?

運営実績20年の「不動産売却 HOME4U」なら、新宿区のエリアを熟知した実績のある不動産会社も見つかります。

不動産売却 HOME4U」では家の所在地や広さなど必要最低限の情報を入力するだけで、最大6社の不動産会社から、査定価格をまとめて取り寄せることができます。

マンション売却を検討されている方は、ぜひ 「不動産売却 HOME4U」を利用しましょう。

5.新宿区のマンションの3つの魅力

オフィス街や繁華街のイメージが強い新宿区ですが、職と住居の近接を実現できる街として、居住用のマンションにも強い人気があります。

その理由には以下の3つのポイントが挙げられます。

  1. 充実した交通網
  2. 都心だけど落ち着いた生活も可能
  3. 行政のマンションに対する取り組みが充実

5-1.新宿駅を起点として交通網が充実している

新宿駅にはJR線、京王線、小田急線、東京メトロ、都営地下鉄など多くの鉄道路線が乗り入れ、1日の乗降客数平均は日本一を誇ります。

さらに、新宿駅前にはバスのロータリー、すぐ近くに西武新宿線がある他、新宿駅南口には大型交通バスターミナルの「バスタ新宿」もあり、東京と地方を行き来にも便利です。

交通網は住宅地にも張り巡らされていて、新宿区内ならばどこにいても最寄り駅が近く、2路線以上利用できる交通の利便性があります。

このように交通至便で、都心部や郊外にも出やすいことが、新宿区のマンション人気の要因のひとつです。

5-2.都会の魅力を感じつつ落ち着いた生活もできる

繁華街やオフィス街、新宿区北部に行くと学生街のイメージがある新宿区ですが、新宿駅から少し離れると落ち着いた住宅街も少なくありません。

西新宿エリアは下町の風情を残し、初台のエリアは落ち着いた住宅街が広がっています。

新宿御苑エリアは都会にいつつも自然を満喫でき、マンションが多いことも特徴です。

その他にも、神宮外苑、戸山公園、中央公園など大きな公園もあり、子育てファミリーにとっても住みやすい環境が整っています。

5-3.新宿区のマンション管理に関するサービスが充実している

新宿区のマンションが人気のポイントのひとつに、新宿区によるマンションに対する施策が挙げられます。

たとえば管理組合に対する施策に以下のものがあります。

  • マンション管理相談
  • マンション管理相談員の派遣制度
  • マンション問題無料なんでも相談

引用::新宿区ホームページ「マンション管理相談」

マンションの維持管理や管理組合の運営などについて、マンション管理士や一級建築士などの専門家に相談できるので、所有者にとっては心強い存在です。

また、マンション管理セミナーやマンション管理組合交流会なども開催されており、情報交換や相互支援を促しています。

マンションの管理体制は物件の資産価値にも影響しますので、特に初めてマンションを購入される方にとっては購入を後押しする要素と言えるでしょう。

6.新宿区でマンションを売却する際の流れ

新宿区でマンションを売却する際の流れ

新宿区のマンション売却は、上記のような流れで進めていきます。

基本的に販売活動や売買契約は不動産会社の協力のもと進めるだけなので、主体的に活動することはありません。

1~8までの流れをよく確認し、足りないものがないように準備していきましょう。

自ら相場確認をすることで、不動産会社の査定結果が適正かどうかを判断できるようになります。

必要書類を準備する際は、手続きに必要な書類と合わせて居住者でなければ分からない物件の魅力や情報を整理した資料も用意しましょう。

また、室内のリフォーム履歴や設備に故障があればその有無をリストアップし、査定時に不動産会社に伝えてください。

一般的に不動産売却の期間は3ヶ月~6ヶ月程度は最低でもかかるとされています。

売却活動をスムーズに進めるためにも、期間に余裕を持って準備を進めましょう。

まとめ

新宿区のマンション相場は高い水準で推移し、過去3年間の相場も上昇しています。

また、充実した交通網や落ち着いた生活ができるエリアなども人気がありますので、今後も価格上昇が予想されます。

新宿区のマンションを高く売却するためには、マンションの防犯性をアピールし、エリアの相場を正しく把握しましょう。加えて、新宿区のエリアの特性を熟知している不動産会社を見つけられるかもポイントです。

これから不動産査定を依頼する方は、一度にまとめて複数社へ査定依頼できる「不動産売却 HOME4U」をぜひご活用ください。

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