住み替えに反対する夫・妻を説得するには?住み替えで後悔しないためにすべきことを全解説

家の住み替え 夫・妻を説得するポイント

住み替えをしたいが夫(妻)に反対されており、どう説得すべきか悩んでいる方もいるでしょう。家族で住む家だからこそ、みんなが納得できる選択をしたいですよね。

そこで本記事では、住み替えに反対している夫・妻を説得するときのポイントや、後悔しないためにできること、よくある失敗例などを紹介します。

この記事を読むと分かること
  • 住み替えに反対している夫・妻を説得するときのポイント
  • 住み替えの失敗例
  • 現在の家が売れないときの対処法
  • 住み替えで後悔しないためにすべきこと
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1.住み替えに反対している夫・妻を説得するときのポイント

内見をする夫婦

家の住み替えは大きなお金が動くため、パートナーが反対しているとなかなか話を進められないものです。そこでまずは、住み替えに反対している夫・妻を説得するときのポイントを解説します。

1-1.住み替えについての理解を深める

そもそも「住み替え」とは、不動産を売買したうえで現在の住居から新しい住居に住み替える(引越しする)ことをいいます。多額の費用がかかるため、どうしてもハードルが高く感じやすく、無条件に敬遠する方も少なくありません。

しかし、住み替えローンやつなぎ融資などを利用すれば、より良い物件への住み替えは十分可能です。

まずはお互いに住み替えについての理解を深め、夫婦間で認識をすり合わせましょう。

1-2.お互いにとってのメリットを提示する

パートナーが住み替えに反対していたり、消極的だったりする場合、自分だけでなく相手にとってもメリットがあることを伝えれば、納得してもらえる可能性が高まるでしょう。

具体的には、以下のようなメリットが考えられます。

  • 手狭だった空間にゆとりが持てる
  • 書斎や仕事部屋が作れる
  • プライベートな空間を持てる
  • ペットが飼える など

「こういう部分が魅力的だから、私は住み替えをしたい!」と主張してしまうと、自分の考えを押しつけるような印象を与えてしまいます。上手に伝えるには、相手の気持ちに寄り添って心を動かすような要素を提示するのが効果的です。

1-3.不安要素を取り除けるような提案をする

不安要素を取り除けるような提案をする

相手が反対している理由を聞き、その不安要素や引っかかる部分を改善できるような提案をするのもおすすめです。

例えば、住宅ローンを新たに組むことに不安を感じている場合、「具体的な返済計画を提示する」「自分も働いて住宅ローンを返済する意思表示をする」といった行動を取れば、相手の不安要素を解消できるかもしれません。

なぜ相手が反対しているのかを深く考えることで、良い説得材料が見つかる可能性もあります。

また、不安要素を探すことは、自分の考えを客観的に見つめ直す機会にもなります。熟慮の結果、「確かに今は住み替えに最適な時期とはいえない」「もう少しよく考えてから住み替えを検討したほうが良いのかも」と感じる場合もあるでしょう。

1-4.住み替えにかかる費用や予算を計算してみる

住み替えにかかる費用や予算を計算し、現実的なプランであることを示すのも一つの方法です。相手の不安要素を払拭し、長い目で見たときに住み替えたほうが良さそうという考えに至れば、納得してもらえる可能性があります。

先に現在の家の査定を済ませておき、その結果を説得材料にするのもよいでしょう。

ただし、計算した段階で現実的に厳しそうだと感じた場合は、今後の生活のためにも住み替えの計画を見直したほうがいいかもしれません。

2.家の住み替えの失敗例

家の模型と×印

住み替えでは「今の家を売却する」「新しい家を購入する」という2つの大きな選択をしなければいけないため、スムーズにいかないことも多いでしょう。そのなかで特に起こりやすい失敗としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 想定した価格で現居が売れなかった
  • 売却・購入のタイミングがズレて、住宅ローンや固定資産税の負担が大きくなった(もしくは仮住まい期間が長くなった)
  • 割高な物件を購入してしまった
  • 新居の環境が想像していたものと違っていた

不動産の購入は非常に高い買い物です。今後の生活に大きな影響を及ぼすものだからこそ、より慎重な行動を心がけることが重要です。

3.住み替え|現在の家がなかなか売れない場合はどうする?

旧居の売却がスケジュール通りに進まず、焦ることもあるでしょう。そのような場合は、以下のような対処法を検討してみてください。

3-1.売り出し価格や内覧対応を見直す

住み替えの際になかなか家が売れない場合は、売り出し価格や内覧対応を見直すことで状況を改善できる可能性があります。

少しでも高く売りたいと感じるのは、売り手として当然の心理です。しかし、どれだけ条件の良い物件でも、価格が高すぎると候補から外れやすいのもまた事実です。

そのため、立地や築年数などから物件の相場を確認したうえで、不動産会社と売り出し価格を相談してみましょう。

また、内覧対応が悪かったり、掃除が行き届いていなかったりすると、買い手に不安を抱かせてしまい、成約につながりにくくなります。「この物件なら安心して住めそう」と感じてもらうためにも、心地良い環境づくりに努めることが大切です。

広告の見直しも状況の改善に有効といえます。

3ヵ月以上経過しても物件が売れないときは、思い切って不動産会社を変えてみるのもよいでしょう。

3-2.売れない状況に備えた事前対策もおすすめ

家が売れない状況に備えて、事前に以下のような対策をしておくのもおすすめです。

  • 買取保証をつける
  • 不動産会社での買い取りを検討する

買取保証とは、定められた期間内に家が売れなかった場合に、不動産会社が買い取ってくれるサービスを指します。一般の方に売却するときよりも価格は低くなりますが、確実に売却できるのが良い点です。

そのほか、不動産会社に直接買い取ってもらう方法もあります。この場合は相場の7~8割前後の売却価格になることが多いものの、比較的すぐに現金が手に入ります。

状況によっては検討の余地があるでしょう。

4.住み替えで後悔しないためにすべきこと4選

住み替えに悩む女性

家の住み替えは物件探しや手続き、荷造りなどやることが多く、精神的・肉体的に負担がかかるものです。後悔しないためにも、以下の4点を意識したうえで住み替えを進めましょう。

4-1.住み替えの目的を明確にする

「通勤・通学の利便性を高めたい」「子どもの進学に備えたい」「転勤することになった」など、住み替えに至る経緯は人それぞれです。そこでまずは、住み替えの目的を明確にすることで、状況に適した物件を絞りやすくなります。

当初の目的をしっかり意識できていれば、途中で方向性がずれてしまい、結果的に後悔することになった、といった失敗も回避できるでしょう。

4-2.資金計画に合ったスケジュールを立てる

家の住み替えは、先に物件を売却してから新居を購入する「売り先行」と、新居を購入してから今の物件を売却する「買い先行」の2つの進め方があります。一般的には売り先行のパターンが多いですが、どちらを選ぶ場合も資金計画に合ったスケジュールを立てることが大切です。

売り先行
買い先行

それぞれメリット・デメリットがあるため、夫婦でよく話し合って決めましょう。

スケジュールの調整がうまくいかないと余計な出費が発生したり、新居選びに失敗したりする恐れもあるため、十分に注意してください。

4-3.新居は妥協しない

これからの生活を充実させるためにも、新居選びは妥協しないようにしましょう。入念にスケジュールを立てておけば、新居選びや下見の時間をしっかりと確保できるはずです。

新居を探す際には、「駅からの距離」「家賃」「家の広さ」「周辺環境」など、求める条件にあらかじめ優先順位をつけておくことをおすすめします。優先順位をつけることで、自分たちが重要視するポイントを押さえた物件が見つかりやすくなり、「ほかの物件にしておけばよかった…」と後悔することも少なくなります。

また、精神的な焦りは住み替えの失敗につながるケースが多いです。できる限り早いうちから新居探しを進めるよう心がけてください。

4-4.信頼できる不動産会社に相談する

住み替えの成功には不動産会社選びも大きく影響します。信頼できる不動産会社を選ぶことで、旧居の適正価格での売却や、スムーズな住み替えを実現できる可能性が高まります。

不動産会社を選ぶ際は、査定額の高さだけでなく売買実績の豊富さや担当者との相性、口コミなどを総合的に見て判断するのがポイントです。最適な不動産会社を見つけるためにも、複数社に査定を依頼し、それぞれの査定額や対応を比較するようにしましょう。

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まとめ

住み替えを説得する際は、お互いにとってのメリットを提示したり、相手の不安を取り除くような提案をしたりするのがポイントです。物件の購入は非常に高い買い物だからこそ、慎重に行動していきましょう。

焦りが生じると住み替えの失敗につながるため注意が必要です。

また、住み替えで後悔しないためには自分たちに合った不動産会社へ相談することも大切です。不動産の売却をお考えの方は、NTTデータグループが運営する不動産一括査定サービス「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」をぜひご利用ください。