更新日:2024.12.27 不動産売却の基礎講座, 不動産売却のノウハウ ハウスクリーニング相場はいくら?場所別の費用相場と安くおさえるコツ 不動産売却において、内覧時の印象を良くするためにハウスクリーニングを検討される方は多いでしょう。不動産売却は手数料など多くの費用がかかりますので、なるべく他の費用は抑えたいところです。 本記事では、ハウスクリーニングの依頼したい方に向けて以下のポイントを解説します 居住中・空き家などケース別の料金相場 キッチンや浴室など場所別の費用相場 ハウスクリーニングが不動産売却の成功につながる理由 ハウスクリーニングの費用を安く抑えるコツ 「不動産を売りたい」と悩んでいる方へ 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格(※)”を見つけましょう※依頼する6社の中での最高価格 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます 完全無料一括査定依頼をスタート Contents1.【ケース別】ハウスクリーニングの費用相場2.【場所別】ハウスクリーニングの費用相場3.不動産売却時のハウスクリーニングが成功につながる2つの理由4.ハウスクリーニング費用を安く抑える方法この記事のポイント 1.【ケース別】ハウスクリーニングの費用相場 不動産売買は印紙代や抵当権抹消費用などの税金をはじめ、仲介手数料や引っ越し代など多くの費用が発生します。 ではハウスクリーニングの費用はいくらになるのでしょうか。ハウスクリーニングの費用は、居住中と空室の状態では異なります。また、一戸建てとマンションでも、費用相場に違いがあるので、ケース別に解説します。 なお、料金は2023年9月時点の相場です。依頼の際は複数社から見積もりをとることをおすすめします。 複数社に査定を依頼する際に便利なのが、NTTデータグループが運営する一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」です。 「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」はカンタンな情報を入力するだけで、全国の優良な不動産会社2,500社のなかから、最大6社を選んでまとめて査定依頼ができます。 信頼できる優良な不動産会社を探すなら、「不動産売却 HOME4U」をぜひご活用ください。 【無料】一括査定依頼スタート 1-1.居住中・空室│間取りごとの料金相場一覧 同じ物件でも居住中か、家財道具などすべて運び出した空室の状態かによって、ハウスクリーニングの料金が異なります。 間取りごと、居住中と空室のそれぞれの状態での料金相場は以下の通りです。 間取り 【居住中】料金相場 【空室】料金相場 1R・1K 15,000円~35,000円 15,000円~25,000円 1DK・2K 15,000円~40,000円 20,000円~35,000円 1LDK・2DK 20,000円~47,000円 20,000円~40,000円 2LDK・3DK 32,000円~60,000円 30,000円~55,000円 3LDK・4DK 40,000円~75,000円 35,000円~75,000円 4LDK・5DK~ 65,000円~ 45,000円~ 空室は部屋に家財道具などの荷物がないため、ハウスクリーニングの作業がスムーズに進められます。なお、居住中の場合は荷物がジャマになりやすく、時間がかかるため、空室時よりも20〜30%ほど高額になるケースが多いと考えましょう。 1-2.一戸建てはマンションと比べて高額な傾向 家全体のハウスクリーニングでは、マンションなどの集合住宅よりも一戸建ての方が費用は高額になる傾向があります。 一戸建てが高額になる理由は、同じ間取りでも一戸建ての方が面積は広いことが多い、設備が多いなどが原因です。 特に一戸建ての設備においては、トイレや洗面台が2つある、階段が設置されているなど、設備が多くなるほど高額になる傾向があります。 マンションは外装に手を加えることができません。ハウスクリーニングの費用も安くなりやすいので、マンションを売却される方は特に積極的に利用を検討してみましょう。 2.【場所別】ハウスクリーニングの費用相場 特に気になる部分だけをハウスクリーニングすることも可能です。場所別の費用相場は以下の通りです。 場所 費用相場 キッチン 12,000円~20,000円 お風呂 12,000円~18,000円 トイレ 6,000円~9,000円 換気扇・レンジフード 7,000円~13,000円 洗面所 7,000円~10,000円 エアコン※機能によって異なる 8,000円~16,000円 床のフローリング 8,000円~15,000円(6畳) 水回りのパック(5ヶ所) ※キッチン・お風呂・換気扇・トイレ・洗面所 30,000円~75,000円 水回りのパック(3ヶ所) ※キッチン・お風呂・換気扇 18,000円~40,000円 2-1.キッチン コンロや壁など、キッチンのハウスクリーニングは対象範囲が広いです。 キッチンの大きさはもちろん、汚れの度合いによっても費用に差があります。キッチンは油汚れが付きやすいので、日常的に手入れができておらず汚れがひどければ高額になる可能性があります。 2-2.お風呂 お風呂は水垢やカビなどが発生しやすいため、内覧時も買い手が重要視してチェックする部分です。お風呂のハウスクリーニングを依頼すると、壁や床だけでなく天井や換気扇も掃除してもらえます。 2-3.トイレ トイレは面積としては範囲が狭いため、費用相場はほかの場所と比べて低めになっています。オプションで汚れ防止や除菌などの追加が可能です。 2-4.換気扇・レンジフード 換気扇やレンジフードだけをクリーニングしてほしい場合は、単体で依頼ができます。換気扇とレンジフードはどちらも10,000円前後ですが、換気扇は形状によって多少高額になることがあります。 2-5.洗面所 洗面台全体のクリーニングで、水栓などの細かい場所までキレイにしてもらえます。汚れ防止コートなどワンランクアップの仕上がりは、オプションで追加が可能です。 2-6.エアコン エアコンはさまざまな機種があり、本体の機能によってクリーニングの費用相場は大きく異なります。一般的には8,000円から10,000円程度でできますが、お掃除機能などの高機能が搭載されているモデルは15,000以上の費用がかかることが多いです。 2-7.床のフローリング 床のフローリングのクリーニングやワックスがけは、広さによって費用相場が異なります。床材によっても費用に違いが出るので、事前にしっかりと確認することがおすすめです。 2-8.水回りのパック 水回りを複数箇所依頼する場合、パックを選択すると料金が割安になるのでお得です。キッチン、お風呂、換気扇、トイレ、洗面所の5ヶ所パックのほか、依頼する会社によって2ヶ所、3ヶ所、4ヶ所と細かく分かれている場合もあります。 以上、場所別のハウスクリーニング費用相場を紹介しました。 不動産売却にかかる費用は他にも様々ありますので、『不動産売却でかかる8つの費用』『マンション売却にかかる手数料はいくら』も併せてご覧くださ。 3.不動産売却時のハウスクリーニングが成功につながる2つの理由 不動産売却を成功させるためにハウスクリーニングをおすすめするのは、以下の理由があります。 買い手を見つけやすくする 買い手から値下げ交渉をされにくくなる 買い手は実際に物件を見学できる「内覧」で、購入するかどうかを決めます。内覧では清潔感やキレイさが重要です。 3-1.買い手を見つけやすくなる ハウスクリーニングを行うことで、買い手を見つけやすくなるメリットがあります。 中古物件を探している人の多くは、できれば新築のように新しくキレイな物件を購入したいと考えています。 特に毎日使用する水回りなどは買い手が重要視するポイントなので、ハウスクリーニングできれいにすることで印象アップに繋がり、買い手がつきやすくなります。 全体的なハウスクリーニングがおすすめですが、難しい場合は水回りだけでもクリーニングをしましょう。費用はかかりますが、ハウスクリーニングをして早く売却できるほうが、結果的にお得かもしれません。 3-2.買い手から値下げ交渉をされにくくなる ハウスクリーニングを実施して室内をきれいにすることで、値下げ交渉をされにくくなるメリットがあります。 買い手は少しでも安く購入したいと考えるので、値下げ交渉をすることは一般的です。 値下げ交渉の際は、「水回りの汚れが気になる」など、状態の悪い部分を理由に交渉を受けるケースも多いです。 ハウスクリーニングによって清潔感が生まれれば、買い手が値下げしたいと感じる要素を無くすことができ、交渉自体を避けることにつながります。 4.ハウスクリーニング費用を安く抑える方法 売却する物件のハウスクリーニングは、できるだけ費用を抑えたいと考えるでしょう。 不動産売却の際のハウスクリーニングは、以下の方法で費用を抑えられます。 自分でできる所は自分で掃除する 複数個所をまとめて依頼する 閑散期を狙って依頼する 費用を抑えるコツを知っておくと、お得にクリーニングを依頼できます。 4-1.自分でできる所は自分で掃除する 家全体のハウスクリーニングが難しい場合は、自分でできる所は極力ご自身で掃除をしましょう。 依頼する箇所が多いほど、ハウスクリーニングの料金も高くなります。例えば、「どうしても水回りの汚れがとれない」「ニオイが気になる」など、ご自身ではどうしようもない部分だけをプロに依頼することで、費用を抑えられます。 4-2.複数個所をまとめて依頼する 1ヶ所ずつバラバラに依頼するよりも、複数個所をまとめて依頼すると費用を抑えられます。 多くのハウスクリーニング会社では、複数個所でまとめて依頼することで、一部分だけ依頼するよりも割安になるようなパッケージが用意されています。また、パッケージではなく、複数個所を依頼することで値引きを行っているケースもあります。 4-3.閑散期を狙って依頼する ハウスクリーニングの費用を少しでもおさえたい方は、閑散期を狙って依頼するのがおすすめです。 一般的には引っ越しの需要が高まるシーズンに合わせてハウスクリーニングの依頼も増えるとされています。そのため、引っ越し需要の高い2月〜4月や9月〜10月にかけては避け、引っ越しが落ち着く5月〜7月頃、もしくは10月〜11月頃を狙って依頼しましょう。 不動産売却を検討されているなら、「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」の一括査定がおすすめです。まとめて複数社に同じ質問ができるため、回答によって担当者の姿勢や提供される情報などが簡単に比較できます。 無料で査定を依頼できますので、不動産売却がお決まりの方はぜひご利用ください。 【無料】一括査定依頼スタート この記事のポイント ハウスクリーニングの費用相場は? ハウスクリーニングの費用相場は、居住中か空室か、また一戸建てかマンションかなどの条件によって異なります。詳しくは『1.【ケース別】ハウスクリーニング』の費用相場をご確認ください。 不動産売却時はハウスクリーニングを行うべきか? ハウスクリーニングを実施することで、買い手を見つけやすくなり、値下げ交渉もされにくくなるため、実施することをおすすめします。詳しくは『3.不動産売却時のハウスクリーニングが成功につながる2つの理由』をご確認ください。 ハウスクリーニング費用を安く抑える方法は? ハウスクリーニング費用を安く抑える方法は以下の通りです。 自分でできる所は自分で掃除する 複数個所をまとめて依頼する 閑散期を狙って依頼する 詳しくは『4.ハウスクリーニング費用を安く抑える方法』をご確認ください。