「つなぎ融資」がもったいないと言われる5つの理由!回避法やメリットも紹介

「つなぎ融資」がもったいないと言われる5つの理由!回避法やメリットも紹介

つなぎ融資とは、注文住宅への住み替えなどの際、住宅ローンの融資が実行される前に必要な資金を一時的に借り入れるためのローンです。

しかし、つなぎ融資を利用するのは「もったいない」と感じる方も少なくありません。

本記事では、つなぎ融資がもったいないと言われる5つの理由のほか、回避する方法、つなぎ融資を利用するメリットについてわかりやすく解説します。

住み替えローンについて詳しく知りたい方は「住み替えローンとは?メリットや利用の流れ、注意点などを解説」をご覧ください。

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1.つなぎ融資が必要になるのは特に注文住宅を建てる場合

注文住宅を建てる際には、住宅ローンが実行される前に、土地の購入費用や建築の着工金、中間金(上棟金)などの支払いが段階的に発生するのが一般的です。

自己資金が十分でない場合、これらの支払いを行うために、つなぎ融資が必要となることがあります。

つなぎ融資を活用することで、より円滑に建設計画を進めることができるのです。

つなぎ融資の概要や仕組み、利用する流れについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

2.つなぎ融資がもったいないと言われる5つの理由

ここでは、つなぎ融資がもったいないと言われる以下5つの理由について解説します。

2-1.住宅ローンと比べて金利が高い

つなぎ融資の金利は、一般的に2~4%と高めに設定されています。

2025年2月現在、住宅ローンの変動金利は、おおむね0.3~0.5%程度、固定金利が1.2~1.5%程度です。
それらと比べると、つなぎ融資の金利負担は大きいと言えるでしょう。

2-2.住宅ローン控除が利用できない

つなぎ融資は住宅取得のための金融商品でないため、住宅ローン控除の対象外です。

住宅ローン控除は年末の住宅ローン残高の一定割合が所得税や住民税から控除される制度ですが、つなぎ融資は返済期間が10年以上といった条件を満たしていないのです。

2-3.手数料や印紙税がかかる

つなぎ融資を利用する場合、印紙代や事務手数料などが発生します。

これらの合計金額は金融機関によって異なりますが、一般的には10万円程度です。これが追加のコストとなります。

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“つなぎ融資を回避する方法”

つなぎ融資を回避するためには、「売り先行」にして、現在の家を高く売却することが重要です。

売り先行とは、現在の家を先に売ってから、新居を購入する買い替え方法です。

これにより、売却資金を新居にかかる費用に充てることができ、つなぎ融資を回避できる可能性が高まります。

また、家を高く売るためには、複数社に査定を依頼して、信頼できる不動産業者を選ぶことが大切です。

NTTデータグループが運営する「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」なら、大手から地元に密着した中小企業まで幅広い優良企業、最大6社までに査定を依頼できます。

ぜひ「不動産売却 HOME4U」を活用して、査定を依頼しましょう。相性の良い企業や担当者に出会えて、高値での売却の可能性を高めることができます。

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マンション相場の調べ方や高く売る方法などについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

2-4.借入期間が決まっている

つなぎ融資は最長で1年ほどの借入期間になっています。
さらに借入期間に応じて日割りで利息がかかります。

また、住宅ローンが実行されるまでの間に返済しなければならなりません。

したがって、悪天候による工事の遅れといった不測の事態を予測したうえで、余裕のある資金計画が必要です。

2-5.利用できる金融機関が限られている

つなぎ融資を提供している金融機関は限られている点も注意が必要です。

つなぎ融資を利用する条件として、住宅ローンとセットでの契約になっているケースも多く、利用できる住宅ローンの選択肢が狭まってしまう場合があります。

3.つなぎ融資を利用しなくてもよいケース

ここからは、つなぎ融資を利用しなくてもよい主なケースを2つ紹介します。

3-1.自己資金がある・親族から援助がある

自己資金が十分にある場合や、親族からの援助が受けられる場合は、つなぎ融資を利用せずに済みます。

住宅が完成する前に必要な金額を現金で用意できれば、それに越したことはありません。

ただし、着手金や中間金、土地の購入費などをあわせると数千万円かかるケースもあるため、すべて現金で用意するのはハードルが高いと言えるでしょう。

3-2.住宅ローンの分割融資が使える

一般的な住宅ローンでは、建物の引き渡しの際に、融資が実行されます。

しかし、住宅ローンの分割融資では土地の購入代金や建物の着手金といったまとまった金額が必要なタイミングで、複数回に分けて融資が実行されます。

そのため、住宅ローンの分割融資を利用すれば、つなぎ融資を利用する必要はありません。

とはいえ、住宅ローンの分割融資が利用できない銀行があるほか、分割できる回数が少ない銀行もあるため、事前にしっかりと確認しましょう。

4.つなぎ融資を利用するメリットもある

ここでは、つなぎ融資を利用する主なメリット3つについて解説します。

用意できる資金が少なかったり、住宅ローンの分割融資が利用できなかったりした場合、つなぎ融資を活用するのも1つです。

4-1.少ない資金で注文住宅を建てられる

つなぎ融資を利用することで、手元に十分な資金がなくても注文住宅を建てることができます。
これにより、夢のマイホームを早期に実現することが可能です。

4-2.今の家に住みながら新居を購入できる

つなぎ融資を利用することで、現在の住居に住み続けながら新居の建築を進めることができます。
引っ越しのタイミングを柔軟に調整できるのもポイントです。

4-3.一般的に担保が不要

つなぎ融資は、一般的に担保が不要な場合が多いです。
そのため、手続きが簡便で迅速に資金を調達することができます。

5.今の家を売却した資金を上手に活用しよう!

今の家を売却した資金を新居にかかる費用に充てることで、つなぎ融資が不要になったり、借入額を最小限に抑えたりすることができます。

少しでも高く売るためには、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
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まとめ

つなぎ融資は、主に注文住宅を建てる際に一時的な資金不足を補うための有効な手段です。

しかし、金利や手数料などのコストがかかるため、利用する際には慎重な検討が必要です。

売り先行で今の家を売って、新居に必要な資金に充てるほか、住宅ローンの分割融資など、他の選択肢も考慮しながら最適な資金計画を立てましょう。