更新日:2023.01.06 売買契約・引き渡し編, 土地売却ガイド, 住み替え編, 不動産売却のノウハウ, 税金・諸費用 抵当権抹消はどうやってするの? ウリタイガー先生の回答 抵当権抹消とは、住宅ローンを借りた時に不動産に設定された抵当権を消すことです。売却する物件に住宅ローンが残っている場合は、残債を精算し抵当権を抹消してから、買主に引き渡します。借入時に設定した抵当権は自然に消えるわけではありませんので、抹消しておかないと買主の不利益になる場合があります。売買の際は、抵当権抹消に加えて、所有権移転の手続きを行う必要があるので、専門家である司法書士に依頼したほうが確実といえるでしょう! 詳しい解説 抵当権とは、不動産を住宅ローンの担保として確保しておくものです。金融機関で住宅ローンを借りた場合、物件を担保として抵当権設定登記をすることになっています。抵当権は、ローンを完済しても自然に消えるものではありませんので、売却した物件の抵当権をそのままにしておくと、買主がローンを組んだり、売却したりする際に不利益があるため手続きが必要です。売却する物件に住宅ローンが残っている場合は、残債を精算し抵当権を抹消してから買主に引き渡します。 不動産売却にあたりローン返済も終わらせている場合は、下記に紹介した書類を自分で作成して揃え、法務局へ申請することもできます。 抵当権を抹消するための書類 解除証書または弁済証書 抵当権設定契約証書 金融機関の代表者事項証明書または登記事項証明書 金融機関の委任状 そのほか、不動産全部事項証明書、認印も必要です。不明な点は不動産会社等に確認しておきましょう。 費用 登録免許税が必要となります。 不動産1件につき1,000円 土地と建物で通常は、1,000円+1,000円=2,000円です。 (土地が複数件に分かれている場合もある) ただし、売却した代金を返済に充て抵当権抹消を行う場合は、所有権の移転手続きも必要で複雑になるため、不動産登記の専門家である司法書士に依頼したほうが安心でしょう。費用はかかりますが、スムーズに手続きがすすめられます。買主がローンを借りれば、次は買主の抵当権が設定されるということになります。 不動産売却の際に、抵当権抹消登記はどのようにするのかをお伝えしました。手続きは不動産会社に確認することも多いので、信頼できる会社選びが重要です。不動産会社によって受けられるサービスも異なるので、まずHOME4Uで複数の不動産会社に査定依頼をして、プランやサービスを比較してみましょう。 この記事の編集者 「不動産売却塾」編集部 不動産の売却に特化した情報を発信する「不動産売却塾」編集部です。不動産の売却をスムーズに進めるポイントや、売却時に発生する税金、費用などをわかりやすく解説。掲載記事は不動産鑑定士・宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修を行っています。 運営会社情報(NTTデータスマートソーシング) Facebook twitter feedly