ペットを飼っていたマンションでもスムーズに売却するための6大対策

ペットを飼っていたマンションでもスムーズに売却するための6大対策

最近は、マンションでもペット飼育可のところが増えており、分譲・賃貸に関わらずマンションで犬や猫を飼っている方も多いでしょう。しかし、マンション売却数全体から言えば、まだまだペット飼育可のマンションは少ないため、今までペットと一緒に住んでいたマンションを売却する際には、普通にマンションを売るのとは違ったお悩みが発生します。

部屋には動物がつけたキズやニオイが付いているケースがあります。また、アレルギーがあるなどで、購入希望者の中には、マンションなどの集合住宅で、ペット飼育することそのものを良く思っていない方もいらっしゃいます。

そうすると売り主としては「ペットを飼っていたマンションは、普通に売却するよりも価格が下がってしまうかもしれない」ということが気になってきます。そこで今回は、ペットを飼っていたマンション売却に関して

  1. ペット飼育がマンション査定額に影響する4つの理由
  2. ペット飼育していたマンションをスムーズに売却する6大対策

についてまとめました。最後までお読みいただければ、ペットと一緒に住んでいたマンションの売却をスムーズにするためには何をしておくべきなのか、実際に売却をしている最中には何に気を付ければよいのかがわかります。

マンション売却について基礎から詳しく知りたい方は『【完全版】マンション売却の注意点』『マンション売却の流れ』もご覧ください。

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1. ペット飼育がマンション査定額に影響する4つの理由

本章では、マンションを売却する際に、室内でペット飼育していたことが、マンションの査定額に影響する可能性がある理由を4つにまとめています。この4つの理由がある=査定額が下がる ではありませんが、購入希望者によっては減額交渉の材料になることがあることは頭に入れておきましょう。

  1. 室内にキズがある
  2. 室内のニオイがある
  3. アレルギーが起きる可能性
  4. 害虫発生の可能性

1-1.室内にキズがある

ペットを飼育していた部屋には、ペットの爪や歯による、人間が普通に生活していたのではできないタイプのキズができます。例えば、一般的なペットとして犬と猫を飼っていた場合には、以下のようなキズ跡があるケースがあります。

犬の場合 猫の場合

犬がフローリングを歩く時に、爪があたりますので、床全体に細かなキズがつきます。また、室内でボール遊びなどをしていると、ジャンプなどで飛び上がった時に、床を後ろ足で蹴り上げたキズがつくことがあります。

また、犬はストレス解消に固いものを嚙みたがる習性がありますが、犬用のガムなどを定期的に与えていなかった場合には、室内の壁やドアなどを噛んでしまうことがあります。

猫が柱や壁で伸びをした際に、軽く爪をひっかけていますので、繰り返し伸びをしている場所には、必ず細かなひっかきキズがあります。

また、猫は爪とぎをしますので、爪とぎマットなどを与えていても、買主の気が付かない場所で壁をバリバリやっていることもあります。何年も同じ場所で爪とぎをしていると、壁が大きくえぐれていることがあります。

賃貸のマンションであれば「原状回復」という借り始めた時の状態に戻して返却するという考え方が通用しますが、ペット飼育可分譲マンションの場合には、そこでペットと共に暮らすことが前提で購入していますので、ペットが普通に生活をしていてできたキズの範囲であれば、基本的には減額の対象とはなりません。

不動産査定の際にも、不動産会社担当者が「〇〇にキズあり」などの記載をし、売却情報にもそれを掲載していますので、キズを隠したりしなければ、室内にキズがあっても問題はありません。しかし、内覧の際、購入予定者がイメージしていたよりもキズや劣化が激しいと判断されてしまうと、減額交渉をされることがあります。

部屋のキズが想定内かどうかは、ペットオーナーの感覚によるものですが、売り主と買い主の間に感覚の差があると、減額を打診されることもあります。(承諾できなければ応じる必要はありません)

ハッキリと目立つほどの大きなキズや凹み以外は、普段からペットガードなどでカバーをし、しつけをきちんとすることで回避できます。ペットの普段の生活でついてしまう細かなキズに関しては、ある程度は発生するのが当然です。この辺りは、不動産会社の担当者にも理解をしてもらい、ペットがいる前提での部屋の状態の良さで判断してもらうようにします。

1-2.室内のニオイがある

ペットを飼っている室内には、各家庭独特のニオイ同様に、ペットのいる家のニオイがします。主に、ペットの毛・フード・ペット用トイレなどの臭いが、人間の生活臭と混ざったものが、その家のニオイとなります。

そこに住んでいる方々は、自分たちの臭いも含めた自分の家のニオイですので気になりませんが、外部から来た方にとっては気になります。ニオイの原因には次のようなものがあります。

排泄物の臭い
室内にトイレがある場合には、こまめに掃除をしていても排泄物の臭いがすることがあります。特に、猫の尿は強烈なアンモニア臭がしますので、トイレ以外のところでしていると、ちょっとした風が通っただけでかなりニオイます。
フードの臭い
ドッグフード・キャットフードなどのペット用の食料には、人間の食べるものとは違った素材を使っていますので、独特な臭いがあります。
被毛の臭い
動物の被毛には、その個体独特の臭いがあり、室内に入るとすぐにわかります。また、これらの被毛の臭いは、室内のファブリックなどにも移っていますので、部屋全体にニオイがあると思って良いでしょう。

これらのニオイ対策は、普段からこまめにペット用の消臭スプレーを使い、空気清浄機を複数台使うなどで対策をしていれば、ある程度は抑えることができますが、そこにペットがいる限り、完全にニオイをなくすのは不可能です。

特に、尿を壁などに向かってマーキングされてしまった場合には、専用の薬剤で拭いてもニオイを完全に取り切ることは難しいでしょう。内覧時にニオイが気になった購入希望者からは、クリーニングでは消しきれない可能性があるという理由で、減額交渉をされることがあります。

1-3.アレルギーが起きる可能性

内覧の際に、購入希望者がペットのいる部屋に入り、アレルギー反応を起こすケースがあります。ペットいるところには、ペットの抜け毛・フケ・糞尿の成分・ダニなどによる動物アレルギーの原因物質があります。これらにアレルギー反応をすると、次のような症状が出ることがあります。

  • 目がかゆい
  • 涙が止まらない
  • せきやくしゃみが出る
  • 鼻水が止まらない
  • 皮膚がかゆくなる
  • 熱が出る

特に、身体に合わない物質を吸い込んでしまった場合には、アレルギー反応が激しく出ることがあります。体のアレルギー反応として出てしまいますので、購入希望者がペットを好きか嫌いかは関係ありませんが、印象が良いとは言えないでしょう。

普段から掃除をきちんとしていても、アレルゲンを完全に除去することは不可能です。購入希望者やその家族に動物アレルギーが出た場合には、そこで生活することは困難ですので、購入は見送りになるケースが高いでしょう。

ちなみに、アレルギーが起こりやすい動物と、原因・症状は以下の通りです。

動物 主な原因 症状
猫・犬・ネズミ・ウサギ 被毛・糞尿・フードによるダニ アレルギー性鼻炎・ぜんそくのような咳・皮膚のかゆみ・結膜炎
小鳥・鳥類 羽毛・糞尿 コンコンと乾いた咳・軽い呼吸困難・結膜炎

【参考:子どものアレルギー アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・ぜんそく

1-4.害虫発生の可能性

飼っているペットが散歩をする、ベランダや庭に自由に外を出入りできる飼い方をしている場合には、ペットの足や被毛に紛れて入ってきて室内に虫が入ってしまうことがあります。虫の中には、動物・人間ともに害虫となる、ノミ・ダニなどであるケースもあります。

もちろん、人間も同じように毎日外出していますので、害になる虫類を人間が室内に運んでくることもありますが、日本人は玄関で靴を脱いで上がる習慣があるため、一般的にはペットが持ってきたと考えられます。

もちろん、エントランスホールで毎回しっかりと足を拭き、室内までは抱っこやケージに入れて、共用部分への衛生面に気を配っている飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。また、犬以外の場合には、はじめから完全室内飼いをし、ベランダや廊下にすら出したことがないという方もいらっしゃいます。

しかし、何となく動物にはダニやノミがいるという昔からのイメージがあるため、ペットを飼っていた部屋には、そうではない部屋よりも虫がわきやすいと思ってしまう購入希望者も、中にはいらっしゃいます。また、宅配便や野菜などにくっついて、知らないうちに害虫が室内に入っていることもあります。その虫自体が死んでしまっても、卵などがあると、後になって虫が発生してしまう可能性もゼロではありません。

不動産売却塾 コラム

“ペット不可物件で飼っていたら?”

ペット飼育禁止なのに、室内でペットを飼ってしまっているケースもたまにあります。ペット禁止のマンションを購入する方は、当然ですが、そこにはペットがいないことを前提に購入を検討しています。

そのため「実はペットを飼っていた」ことがわかれば、仮に部屋の状態がとても清潔であっても、マンション購入を止めるか、またはペットを飼っていたことを理由に、大幅な値下げ交渉をされることになります。

また、内緒のまま売ろうとしても、室内のニオイ、床や壁の爪痕などから、何となくペットがいたことは伝わります。ペット不可のマンションでペットを飼ってしまっていた場合には、不動産会社の担当者にも、購入希望者にも、正直に伝えたほうが良いでしょう。

仮に、ペットを飼っていたことを内緒にして売却できた場合でも、後から購入者の耳に入ってしまう可能性もあります。長く同じ世帯に住んでいるマンションのご近所の方は、何となく「あの家は何かペットを飼ってるな」などのうわさを見聞きしていますので、何かの折にそのような話になった時には、「実は………」という形で、話が漏れる可能性もあります。

その場合には「契約時の時と条件が違う」ことになりますので、売買契約の破棄・賠償などの大きなトラブルを招く可能性があります。ペット不可のマンションでペットを飼っていた場合には、まずは、売却をお願いする不動産会社の担当者に伝えておく必要があるでしょう。

本章で紹介した査定額に影響する問題点を改善するには、場合によって大きな費用がかかります。
必ずしも修繕にかかった費用を回収できるだけの、価値上昇をうむとも限らないので、不動産会社と相談しながら考えていくのが安全です。

修繕を考えている場合も、まず先に査定を受けてみて、問題を正しく認識できるようにしましょう。

ただ、不動産会社のすべてが親切に相談にのってくれるわけでもありません。
売主のためになるアドバイスをくれる信頼できる不動産会社を見つけたい方は、必ず複数社の査定を比較するようにしましょう。

複数社への比較は大変時間がかかりますが、不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)を利用すれば、1分程の簡単な入力で、最大6社の不動産会社に査定が依頼できます。
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ペットの存在以外にも、不動産が売れにくくなる理由は様々あります。
ぜひ、以下の記事も参考にしてください。

2.ペット飼育していたマンションをスムーズに売却する6大対策

本章では、室内でペットを飼っていたマンションを、できるだけスムーズに売却するための6つの対策をまとめています。ペット可物件の購入を検討する方は、今すでにペットを飼っている、または、今後は自分も飼う予定であるケースが多いでしょう。

そのため、同じペットオーナーとして、自分が嫌だと感じることを極力しないようにするのが、具体的な対策になります。

対策1 適度に修繕をしておく
対策2 ニオイ除去につとめる
対策3 内覧時の対策
対策4 飼いやすさ対策1 住人理解アピール
対策5 飼いやすさ対策2 周辺環境アピール
対策6 不動産会社選びの重要性

2-1.対策1 適度に修繕をしておく

パッと目につく場所にあるペットの爪痕や大きな凹みなどは、内覧の際、ペットの存在以前に、部屋の劣化という印象を与えてしまいます。床や壁の目立つところにあるキズは、ホームセンターで手に入るグッズでできる、簡単な補修をしておくとよいでしょう。

ペット可マンションを購入する方は、どのみち、入居前に丁寧なクリーニングをする予定でいます。特に、すでにペットを飼った状態で越してくる時には、前住ペット(前住人)のニオイがストレスにならないように、壁紙クロスとフローリングは全取り換えするケースが多いでしょう。

そのため、内覧のために大がかりな修理をしておく必要はありませんが、ペットがいたことで室内が劣化しているという印象を与えないために、パッと見たときに「きれいに使っているな」と思ってもらえる程度には修繕を加えておくほうが良いでしょう。

2-2. 対策2 ニオイ除去につとめる

ペット飼育をしているマンションの売却を決めたら、早い段階から、ニオイの除去に努めます。糞尿などで、ニオイのもとになっている壁紙などがある場合は、専用薬剤などを使って可能な限りの清掃をし、動物のニオイを消す効果のあるスプレー材・消臭壁紙などで、時間をかけてニオイを消します。

また、ニオイはファブリックにつくと言われていますので、ソファ・クッション・絨毯・カーテンなどの布・クロス類の洗濯も可能な限りしておきましょう。特に、内覧の数日前には、念のためもう一回洗濯しておくと良いでしょう。

空気清浄機は各部屋一台くらいのレベルで24時間フル回転で空気を回し、室内全体にしみついている動物のニオイの原因となる物質を、極力なくすように努めます。

仮に、購入者がそこまで敏感な方ではなかったとしても、十分に衛生面とニオイに対する対策をしている売り主であることが伝われば、内覧の印象は良くなります。購入者の立場に立った場合、動物のニオイに関しては、購入者が飼育しているペットによっても敏感さが変わります。例えば、

  • 猫⇔犬
  • 犬⇔犬
  • 猫⇔猫

であれば、ていねいな清掃をしておけば問題ありませんが、動物のヒエラルキー上、捕食の関係性にある動物、例えば、

  • 猫→ハムスター・ウサギ・小鳥
  • 犬→ウサギ

などの場合は、後から入居してくる動物にとっては、前住動物のニオイが強いストレスになる可能性が高くなります。そのため、ニオイに関する対策を万全であることを伝えるのは、購入希望者の安心感にもつながります。

どちらにしても、購入者は入居前にクリーニングやクロスの張替をしますので、素人ができる範囲のニオイの除去ができていれば問題ありません。

2-3.対策3 内覧時の対策

内覧の際、ペットが興奮してしまって、内覧の間中、吠える・威嚇する・落ち着きがなくなる、などがあると内覧時の印象が悪くなることがあります。内覧で来訪者がある時間帯は、お散歩に連れ出す・ペットホテルに預けておくなどの事前対策をしておくほうが良いでしょう。

特に犬は、小型・大型に関わらず、自宅に外部の方が入ってくると、習性として警戒咆哮をしますので、外に連れ出してしまったほうが良いでしょう。あまり吠えない、大人しい性格の子であれば、ベランダに出しておく程度でも問題ありません。

これは、ペットの吠え声自体が問題になるのではなく、しつけの悪い買い主だという印象を与えてしまい、部屋全体に対してのイメージ低下につながるのを防ぐためです。

2-4.対策4 飼いやすさ対策1 住人理解アピール

ペットを飼育していたマンションに購入者が内覧に来るときには、前項1. 修繕、2.ニオイ、3.内覧 の対策をしたうえで、マンション全体が好印象になるように努めます。具体的には、このマンションの住人が、動物に対して好意的であることを伝えるようにします。例えば

  • ペットを飼っていない世帯の方も、動物が大好きである
  • ほかにも、ペット飼育をしている世帯がたくさんある
  • 犬の場合は、お散歩コースでマンション内同志の交流もある
  • どのペット飼育世帯も、マナーが良い

など、これからそこでペットを飼育していく場所として、安全で安心でマナーのある場所であることをアピールします。ペットオーナーからすれば、越してくる先で大切な家族の一員であるペットが、落ち着いて暮らせるかどうかは大きな懸念材料ですので、このような情報は、入居者とペットのストレスが減るため、マンション購入の際の安心材料となります。

2-5.対策5 飼いやすさ対策2 周辺環境アピール

対策4よりもさらに踏み込んで、マンション全体に関したペットの飼いやすさを伝えます。例えば

  • マンション規約として、ペット可の物件である
  • 他の世帯でも多くの方がなんらかのペットを飼育している
  • 犬の足洗い場などが設置してある
  • リードフックなどが敷地内にある
  • 屋上も使える
  • 周辺の交通量が少なく、事故の危険性が少ない
  • 周辺に多くの公園やお散歩コースがある
  • 近隣に動物病院がある
  • 近隣にペット関連のグッズを扱うお店が多い
  • 近隣にペットのトリミングや預かりホテルがある
  • 近隣戸建ての方たちとも関係性が良い
  • 歩きや車で行けるドッグランがある

など、マンションと室内を含めた周辺環境全体が、ペット飼育に対してウェルカムであることを伝えます。上記のリストは、ペットオーナーが自力では変えられない部分なので、上記のような環境が整っていると、人とペットの両方にとって住環境が良いということになります。

2-6.対策6 不動産会社選びの重要性

ペット飼育をしていたマンションを売却する際には、仲介をお願いする不動産会社を慎重に選びましょう。特に、不動産会社の中でも、ペット可物件を多く扱っている不動産会社のほうが、ペットを飼っている売り主・買い主の事情や要望を丁寧に汲んでくれ、より満足度の高い売買ができます。

また、担当者も、出来ればペット可物件を扱ったことがある、または、ご自身でもペットを飼っているなど、ペットに対して理解のある方であるほうが理想です。

マンション売却の際、その建物でペット飼育ができるという条件は、ペットを飼っている、または将来飼う予定のある買い主にとってのみ有効です。ペットを飼っていない・これからも飼う予定のない方にとっては、ペット飼育可のマンションであることそのものには、あまり価値を感じられません。

購入希望者にとってマンションの立地や設備スペックなどが優先する場合には、むしろ、ペット飼育可であり、そこでペットを飼っていたこと自体が、減額交渉をするための強い理由になってしまうこともあります。

そのため、ペット飼育をしていたマンションをできるだけ高値で売却するためには、ペット飼育可のマンションを探している買い主に仲介されるのが一番良いのです。不動産会社には、取扱物件やお客様の方向性などに個性があり、ペット可物件を多く取り扱っているところと、そうでもないところがあります。

本記事で紹介したように、ペットを飼っていたマンション独特の気を付けるべき点や、対処しておくべき点などがあり、取り扱い経験が少ないと、適切な対応をすることは難しいでしょう。仲介をお願いする不動産会社は、一社に決め込まずに、複数の不動産会社の取り扱い実績や担当者の対応などを比較しながら、ペット飼育をしていたマンションを売却してもらうのに、適した不動産会社を選びましょう。

複数の不動産会社選びの際には、まずは、不動産一括査定サイトなどを利用して、一度にマンション査定額を比較してみることから始めましょう。一括査定サイトは、NTTデータグループが運営する「不動産売却 HOME4U」をご利用下さい。

パソコンやスマホから、売却予定のマンションがあるエリアと広さなど、かんたんな質問に答えるたけで、全国2,500社もの不動産会社から、信頼と実績のある相性の良い不動産会社を最大6社にまで絞って紹介します。備考欄に必ず「ペット飼育をしていた」旨を記載すれば、その前提での査定額を提示してくれます。

また、早い段階で訪問査定をしてもらい、実際に部屋の状態から見て、どのくらいの金額になるかを算定してもらいます。その訪問査定後の価格を比較しながら、不動産会社にペット飼育物件の扱い経験があるかなども含めた総合的な比較で選んだ会社であれば、満足度の高いマンション売却になる可能性が高いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ペット飼育をしていたマンションを売却する際に気を付けることと、その対策を具体的にまとめました。
ペット飼育をしていた部屋は、人間の普通の生活ではつかないような種類のキズやニオイが付くことがあり、それは人間と動物が共生している以上、避けられないことです。

売り主は、次に住まわれる方が安全に快適に暮らしていくことができるように、出来る限り原状回復に近い状態に持っていく努力は必要です。しかし同時に、その部屋の良いところを買い主にも理解してもらうためには、不動産会社の担当者と力を合わせる必要があります。

ペット飼育をしていたマンションに対して理解がある、ペット可マンションの取り扱い件数がある不動産会社との出会いが、満足度の高いマンション売却につながります。

売却を進めたい方は、不動産会社への査定依頼も行っていきましょう。
ペットのことを相談できる、信頼のおける不動産会社を見つけるためには、複数社を比較することがポイントです。

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