【2025年版】大阪市中央区のマンション売却相場！万博目前で再開発進む

大阪市の経済や文化の中心地である中央区には、大阪城や難波宮跡、道頓堀や黒門市場などがあり、観光スポットとしても人気のエリアです。
海外からの旅行者や転入者も多く、人口は増加傾向で、マンション価格も3年前より12.6万円も上昇しました。

大阪市中央区の売却相場を把握し、マンション売却の計画をより明確にしていきましょう。

1.大阪市中央区のマンション売却相場

以下は、大阪市中央区における間取り別のマンション売却相場です。

出典：HOME4U．”マンションプライス”．(参照2025-01-06)

最も特徴的なのは、1R・1Kの取引数が群を抜いて多い点です。
1R・1Kの物件はおおむね投資用として取引されるものであり、取引数の多さは投資家たちからの注目されているとも捉えられます。

多くの地域では、3LDKあたりのファミリー向けの物件が最も需要が集まりやすいのですが、中央区ではそうではありません。
取引数が少ないため価格も上がりにくく、2LDK～4LDK物件の価格差は大きくありません。

ただ、決してマンション需要が低いわけではなく、冒頭でもお伝えした通りマンション価格は上昇しています。

大阪市の交通利便性はますます改善されており、東京都心の不動産需要一極集中の状態が、より大阪市へと波及していく期待もあります。
2028年には森之宮新駅（仮称）が開業予定で、リニア中央新幹線の開業も予定されています。

ただ、今後も大阪市中央区のマンション需要が高まっていく可能性はありますが、人口減少や住宅ローン金利の上昇などを考えると、この流れがいつまで続くかは分かりません。
売却を考えている方は、査定でマンションの価値を把握し、綿密な売却計画を立てていきましょう。

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2.大阪市中央区のマンション売却相場の推移

大阪市中央区のマンション価格は、上昇傾向にあります。

出典：HOME4U．”マンションプライス”．(参照2025-01-06)

中央区のマンション価格は急騰しており、3年前と比べて12.6万円も上昇しています。

マンション価格の上昇自体は、大阪市の中央区に限った話ではなく全国的なものです。
背景としては、物価や建築費の高騰はもちろん、円安により海外投資家のマンション購入が盛んになっている点が挙げられます。

この傾向は、発展目覚ましい中央区ではより顕著で、ひときわ大きな価格上昇となりました。

販売価格1億円を優に超える新築マンションも続々と建設が進められており、今後、中古マンション価格もつられてさらに上昇していくことが期待できます。

価格推移の最新情報は、マンションプライスで確認できます。
定期的に価格推移グラフが更新されているので、ぜひご覧ください。

3.大阪市中央区のマンションは今が売り時！

大阪市中央区のマンション売却相場は上昇傾向であり、今まさに売り時と言えます。

この章では、大阪市中央区のマンションが売り時である理由3つについて解説します。

3-1.万博目前で開発が急加速

2025年4月13日には大阪万博が開幕します。
会場は大阪市此花区にある人工島の夢洲になりますが、大阪市全体が活気づいており、万博に向けたインフラの整備や開発が進められています。

交通や生活の利便性がより高まれば、大阪市の中心ともいえる中央区のマンション需要は高まっていくと期待できます。

難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトでは、後期内裏正殿基壇部・回廊の復元や、商業施設の整備が行われ、隣地では2025年春にパティーナホテルリゾートが開業します。
同じくホテルで言うと、ダブルツリーbyヒルトン大阪城が一足先にグランドオープンを迎えています。

2026年2月に竣工予定の心斎橋プロジェクト(仮称) は、高さ約132ｍ（地上28階、地下2階）の大規模な建設で、地下2階には心斎橋駅が配置されます。

官民一体で再開発が積極的に進められており、その他にもラグジュアリーな新築マンションの建設が進んでいます。
また、北区のグラングリーン大阪や中之島クロスなど、周辺地域でも新たな施設が生まれており、大阪市全体がますます発展しています。

3-2.マンション需要が高く、2050年まで人口増加見込み

大阪市 中央区将来ビジョン2023－2027によると、中央区の世帯の9割はマンションのような共同住宅に住んでいるようです。
この傾向は、年々顕著になっており、マンションの需要が高くなっているエリアとも考えられます。

出典：大阪市．”大阪市 中央区将来ビジョン2023－2027″．2023-03-22．(参照2025-01-06)

日本の人口は将来的に減少していく見立てです。
人口が減少すれば不動産の需要も減り価格が落ちていくと考えられますが、中央区は2050年時点も人口増加が見込まれています。

経済の中心である中央区は、転入者が多いため人口は減りにくく、不動産価格に与える影響も少ないと考えられます。

3-3.今以上にマンション価格が上昇しない可能性も大きい

マンションの価格は2010年と比べて2倍以上の価格にまで高騰しています。

2013年ごろから見られる急激なマンション価格の上昇の要因として、建築費の高騰や円安などが考えられますが、最も大きいのは住宅ローン金利の安さと見られます。
2013年は、アベノミクスによる金融緩和政策が本格化した時期で、住宅ローンの金利も非常に低くなりました。

住宅ローンの金利の低さは住宅の購入需要を促進しますが、言い換えれば金利が高くなると購入需要が衰えます。

2024年の3月には8年続いたマイナス金利政策が解除され、同年7月には政策金利が利上げされました。
急激な円安状況も相まって、金利上昇の気配が見え始めてきました。

また、少子高齢化の進むこのままの日本では、将来的に人口が減少していきます。
そうした見通しからも、マンション価格の天井が見えてきたと考える方は多くなってきています。

少なくとも現時点では金利は安く、中央区は開発が進む活気のあるエリアですので、比較的マンションが売りやすい状況です。
マンションが売りにくくなる前に売却を検討してみてはいかがでしょうか。

マンション売却の計画をより明確にしたい方は、不動産会社に査定を依頼してみましょう。
近隣のマンション需要に詳しい不動産会社を見つけられると、より高く売却できる期待が高まります。

複数の不動産会社をスムーズに比較したい方は、不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)をご活用ください。
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4.大阪市中央区のマンション売却事例

出典：HOME4U．”マンションプライス”．(参照2025-01-06)

成約事例のほとんどは1Kの物件であるため、投資家同士の売買が盛んであると見られます。

1章の間取り別の相場では、4LDKのマンション売却相場を4,900万円としていましたが、上記の事例では8,800万円で売却できています。
1章でも解説したようにファミリー向けの間取りの需要が多く、平米単価が突出して高いわけでもないため、4LDKという間取りにプレミア感が出ているわけではなく、築年数や広さが高額売却の要因と考えられます。

次章で築年数別の平米単価まで確認してみましょう。

HOME4U売却体験談
～マンション編～

東京都北区 Nさん

希望価格より数百万円も高く売り出せました！

実家の建て替えにともなう住み替えが決まり、査定を依頼しました。
不動産会社を選んだ決め手は、営業の方のお人柄です。

4,000万円台後半で売れればいいと思っていましたが、査定価格は5千万円以上でした。 予想以上に高い価格で売り出せて、とても満足しています！

【売却した物件情報】

築年数	10年
間取り	2LDK
査定価格	5,400万円

5.【築年数別】大阪市中央区のマンション売却相場

出典：HOME4U．”マンションプライス”．(参照2025-01-06)

最も多く取引されているのは築6～20年までのマンションで、平米単価は70～80万程度が相場になってくるでしょう。
築1～5年までの物件は、築浅という付加価値から、一段上に抜けた価格相場となっています。

築6～30年までを見ると、築5年ごとに平米単価で7～10万円ほど価格が下がっています。
この中で、「築11～15年」「築16年～20年」の価格差が10万円と、最も大きくなっているので、該当する方は築15年以内で売却を考えてみてはいかがでしょうか。

なお、マンションの売却金額は不動産会社の売り方によっても変わります。
信頼できる不動産会社を見つけることが、高く売るための最大のコツです。
不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)などの一括査定サービスを活用して、複数の不動産会社を効率的に比較していきましょう。

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6.大阪市中央区のマンションの最新売却相場を調べる方法

ここまで、大阪市中央区全体の市況について解説してきましたが、実際に売却を考える際は、よりピンポイントに売却相場を調べる必要があります。
NTTデータグループが運営するマンションプライスを利用すれば、簡単に最新の売却相場を調べられます。

大阪市中央区のマンション売却相場を詳しく見る

以下で、マンションプライスの使い方を解説します。

6-1.売りたいマンションの名前を検索

マンションプライスでは、マンション単位での売却事例を収集しています。
トップページから、マンション名を検索するだけで売却の参考になる様々な情報を確認できます。
（マンション名で検索した方は、手順2をスキップし、手順3へと進んでください。）

また、地域名から調べる方法では、地域全体の売却情報を調べられます。
トップページをスクロールし、以下の画面を探して東京都をクリック。次に市区町村が表示されるので、大阪市中央区をクリックしましょう。

6-2.該当のマンションを選択

前項の手順で地域名から検索した方は、以下のような画面に遷移します。

ここでは、以下の情報が表示されます。

• 売却価格相場
• 売買価格の推移
• 売買成約期間
• マンション一覧
• マンション売買動向

マンション個別の相場を調べたい方は、画面を下にスクロールし、以下の画面を見つけてください。

ここでは、マンション名で検索する方法、町名で絞り込む方法、マンション名の一覧から探す方法があるので、お好きな方法で相場を知りたいマンションを探しましょう。

なお町名から絞り込むと、その地域全体における売買情報を確認できます。

6-3.売り出し情報や価格推移を確認

個別のマンションを見つけクリックすると、該当のマンションの様々な情報が表示されます。
ページ上部にある、「売りたい方」のボタンをクリックし、売却に関連する情報に切り替えましょう。

このページでは、以下の情報が掲載されています。

• 売買・賃貸の推定相場価格（条件変更可能）
• 現在の売り出し情報
• 3年間の売買価格推移
• 売却時の手残り金額シミュレーション
• 売り出し事例
• 売却成約期間

ページ冒頭にも表示されている推定相場価格は、面積や階数などの条件を変更し、より個別的な価格を調べられます。
なお、条件変更には無料会員登録が必要です。

売却時の手残り金額シミュレーションを使えば、売却にかかる諸費用と手元に残るお金が自動計算されます。
資金計画を立てる際の参考になりますので、ぜひご活用ください。

マンション売却の仕方について詳しく知りたい方は、『マンション売却の流れ』をご覧ください。

7. 大阪市中央区のマンションを高く売るコツ

マンションを高く売却するには、適切なタイミングと戦略が重要です。以下のポイントを参考にしてください。

• 大阪市中央区の将来的な成長や開発状況を把握する
• 相場が下がる前に素早く売り出す
• 大阪市中央区に詳しい不動産会社に依頼する

大阪市中央区の将来的な成長が把握できれば、高く売れるタイミングを見極めるのに役立ちます。
現在、万博を目前に控えた大阪市では様々な開発が進んでおり、中央区では難波宮跡公園の整備やラグジュアリーホテル、高層マンションの建設が進んでいます。

2028年には森之宮新駅（仮称）が開業し、さらに将来的にリニア新幹線が実現すれば、より住宅需要が上がる可能性もあります。

ただし、円安が一転し大きく円高になった場合や、住宅ローン金利が上昇した場合は、住宅の購入需要が減少しマンション価格が下落していく可能性もあります。
現在、金利上昇の気配が見えつつあるので、最新の上昇を常に収集し注意していきましょう。

具体的に売却を考える際は、何より不動産会社選びが重要です。
不動産会社の売り方次第で売却価格は大きく変わるため、中央区の実情をよく理解した信頼できる不動産会社を見つけましょう。

どんな不動産会社に査定依頼したらいいか分からない方は、不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)をご活用ください。
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まとめ

大阪市中央区は、歴史的建造物や観光スポットが点在する人気エリアであり、マンション価格も上昇傾向にあります。
特に1R・1Kなど投資向け物件の取引が盛んで、ファミリー向け物件も安定した需要が見られます。

2028年の新駅開業や大阪万博に向けた再開発など、地域全体の活性化が進む一方で、金利上昇や人口減少が今後の価格動向に影響を与える可能性もあります。

現在は、「マンション価格が上昇中」「人口増加」「低金利」などの理由から売却に適したタイミングです。
売却を考える方は、早めに査定の比較を始めて、じっくりと信頼できる不動産会社を探しましょう。

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