【2024年】東京都大田区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

【2024年】東京都大田区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

大田区は、羽田空港を擁し、JR京浜東北線や東急多摩川線など複数の路線が乗り入れている交通至便な街です。

昨今は東京23区のマンションが高騰を続けているため、「大田区のマンションはいくらで売れるのか」気になる方もいるでしょう。本記事では、大田区のマンション売却相場や相場の調べ方、高く売却するコツを解説します。

マンション売却について初歩的なことを知りたい方は『マンション売却の注意点!流れや費用、失敗例、税金特例』『マンション売却の流れ9ステップ』もご覧ください。

この記事を読めばわかること
  • 大田区のマンション売却相場
  • 大田区内のマンション売却のコツ
  • 大田区のマンション売却の費用と税金
「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.大田区のマンション売却相場

大田区のマンション売却相場

大田区のマンション売却相場について、間取り別、築年数別それぞれ販売価格の中央値や特徴を解説します。

間取りや築年数による価格の差を確認し、相場を把握しましょう。

1-1.間取り別のマンション売却相場

大田区の間取り別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【間取り別】大田区のマンション売却相場
間取り 販売価格の中央値 物件数 物件割合
ワンルーム・1K 2,100万円 2,761物件 46%
1LDK 3,100万円 420物件 7%
2LDK 3,800万円 681物件 11%
3LDK 4,500万円 1,115物件 19%
4LDK 5,500万円 87物件 1%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都大田区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の売却相場は、2018年1月から2023年3月までの不動産売却事例からピックアップしています。

マンション売却の割合で言えば、ワンルームや1Kなどの投資用物件が多く売却されていますが、それ以降では3LDKや2LDKなどのファミリータイプの物件割合が多くなっています。

1-2.築年数別のマンション売却相場

大田区の築年数別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【築年数別】大田区のマンション売却相場
築年数 平米単価 物件数 物件割合
1年~5年 119万円 313物件 5%
6年~10年 101万円 786物件 13%
11年~15年 101万円 1,167物件 19%
16年~20年 91万円 1,072物件 18%
21年~25年 81万円 587物件 10%
26年~30年 68万円 409物件 7%
31年~40年 64万円 939物件 16%
41年~50年 53万円 480物件 8%
51年以上 55万円 167物件 3%

引用:HOME4Uマンションプライス「東京都大田区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の売却相場を見ると、築11年~15年、築16年~20年の物件が多く売りに出されています。

一般的にマンションは築20年を経過すると大きく資産価値を低減させるとされているため、
上記のデータからも、築20年を機に物件数はおよそ半数まで減少しています。

したがって、大田区でマンション売却を検討されるのであれば、築20年までの売却が望ましいです。

2.大田区の不動産売却価格推移

大田区の不動産売却相場の推移①

大田区での不動産売却相場の推移は以下のように変遷しています。

大田区の不動産売却相場の推移②

引用:HOME4U「東京都大田区の不動産売却査定・相場情報」

上記のグラフは2018年からの土地・戸建て・マンションの平均売却価格です。それぞれ3年前から徐々に平均売却価格が上昇していて、需要が伸びていることが読み取れます。

価格が上がる理由のひとつは全国的にも共通している低金利の影響ですが、大田区ならではの理由としては人口と世帯数が過去5年間増加していることです。

大田区の人口増加推移は、大田区のホームページ「大田区人口推計」で確認できます。

人口が増えれば需要も増え、不動産価格も上昇します。2040年までは人口がさらに増えると見込まれているため、土地価格の上昇は今後も続くと考えられるでしょう。

3.大田区のマンションを高く売却する方法

大田区のマンションを高く売却する方法

太田区のマンションを高く売却する方法は、以下のとおりです。

  • 大田区の将来的な成長や開発状況を把握する
  • 相場が下がる前に素早く売り出す
  • 大田区に詳しい不動産会社に依頼する

まずは、大田区の将来的な成長や開発状況などを把握しましょう。

前述した「新空港線」の計画以外にも、いくつかの再開発が進められています。

JR蒲田駅の東口と京急蒲田駅の西口の、JR線と京急線に挟まれたエリアは、再開発が計画されていることもあり、大田区の不動産価格は今後さらに上がる可能性が十分にあります。

ただし、マンション売却相場の上昇がこの先も長期的に続くとは限りませんので、高値での売却を希望するなら、早期の売却を検討しましょう。

開発が一段落した後は購入需要が落ち着く可能性がありますし、景気が悪化して日本経済の縮小となれば投資も冷え込みますので、価格が下落する前に売却へと動くことが大切です。

最後に、大田区に詳しい不動産会社に売却依頼することです。

前述したとおり、大田区は多様なエリアに分かれていて、物件の購買層もエリアによって異なります。

また、大田区の将来性を踏まえた査定結果でなければ損してしまう可能性があるので、大田区に精通しており、売却実績が豊富な不動産会社を見つけることをおすすめします。

4.大田区のマンションの3つの魅力

大田区のマンションの3つの魅力は、以下のとおりです。

  1. 抜群の交通アクセス
  2. 子育て支援の充実
  3. 庶民的な街から高級住宅街まで多種多様な生活スタイルを実現

具体的にはどのようなことなのか確認し、売却時にアピールしましょう。

4-1.都内で唯一の国際空港もある抜群の交通アクセス

大田区は東京都内唯一の国際空港である羽田空港を擁し、以下多くの鉄道路線が通っています。

  • JR京浜東北線
  • 京浜急行電鉄本線
  • 京浜急行電鉄空港線
  • 東急多摩川線
  • 東急池上線
  • 東急大井町線
  • 東急東横線
  • 東急目黒線
  • 東京モノレール羽田空港線
  • 都営地下鉄浅草線
  • 東京臨海高速鉄道りんかい線

東京都心部はもちろんのこと、神奈川県横浜市や川崎市方面へも行きやすく、交通アクセスが非常に良いエリアだと言えます。

そして、2030年代には新路線として「新空港線」の開通を計画しています。

新空港線は、JR京浜東北線と東急多摩川線、池上線が乗り入れる蒲田駅と京浜急行電鉄本線が乗り入れる京急蒲田駅を結ぶ路線です。

新空港線は京浜急行羽田線に乗り入れるので、羽田空港へのアクセスを向上させるでしょう。

このように将来、日本全国だけでなく世界へのアクセスが良くなる点も大田区の魅力です。

4-2.待機児童3年連続ゼロ!子育て支援が充実

子育て支援が充実していることも大田区の魅力で、総合的な待機児童対策に積極的に取り組んだ結果、近年3年間の待機児童ゼロ人を達成しています。

年齢別保育所等利用待機児童数(各年4月1日現在)単位:人
年齢 2019年(令和元年度) 2020年(令和2年度) 2021年(令和3年度) 2022年(令和4年度) 2023年(令和5年度)
0歳児 42 8 0 0 0
1歳児 62 20 0 0 0
2歳児 12 7 0 0 0
3歳児 0 0 0 0 0
4歳児 0 0 0 0 0
5歳児 0 0 0 0 0
合計 116 35 0 0 0

引用:大田区ホームページ「保育所等利用待機児童数の状況」

大田区では妊娠期から出産、子育て以降で切れ目のない以下の子育て支援を提供しています。

  • 保育サービスアドバイザー
  • 子育て応援券・応援ギフト、妊婦健康検査等受信費用助成などの経済的支援
  • 妊婦健診、新生児・乳児・児童検診
  • 家事・育児援助事業、家事・育児助成事業、産後ケアなど

引用:大田区ホームページ「子育て支援・サービス一覧」

大田区内には商店街や公園などレジャースポットも点在していており、子どもとのお出かけ先にも困らないでしょう。

そのため、3LDKなどのファミリータイプのマンションは高い需要が見込めます。

4-3.庶民的な商店街から高級住宅街まで!多様な生活スタイルを実現

大田区は庶民的な場所と高級住宅街の両方が感じられるエリアで、多種多様な生活スタイルを実現できるのもポイントです。

羽田空港や臨海エリアでは町工場が多く見られる工業地域が広がっていますが、都内最多の140もの商店街を有し、人情と活気にあふれています。一方で、大田区西部には高級住宅街として知られる田園調布があります。

このように、大田区は下町から落ち着いた住宅街まで多様な街並みがあり、実はファミリー世帯だけではなく、都心部に通勤する単身世帯からも人気です。

大田区ホームページ「大田区の人口及び世帯数」によると、令和2年度の国勢調査から大田区の世帯人数は1.87人、全国平均の2.27人から大きく下回り、単身世帯が多いことが示されています。

また単身世帯からの需要の高さは、「1-1.間取り別のマンション売却相場」のデータからも読み取れます。

5.大田区のマンション売却の費用と税金

大田区のマンション売却の費用と税金

大田区内でマンション売却の検討を進めるためにも、かかる諸費用や課税される税金を把握することは重要です。

マンション売却でかかる諸費用と税金には以下が挙げられます。

費用 金額の目安
仲介手数料 売却価格×3%+6万円と消費税
抵当権抹消費用 1万円から3万円程度
印紙税 1万円から6万円
登録免許税 2,000円(不動産1件につき1,000円)
ローン返済手数料 1万円から3万円
証明書の取得費用 数百円程度
譲渡所得税 譲渡所得 × 税率で計算
その他費用 ハウスクリーニング、リフォーム、引越し費用など

マンション売却により手元に資金を残すためには、予めかかる費用を計算しておく必要があります。

特に仲介手数料や印紙税などは売却価格に応じて金額も大きく変動しますので、売却相場もあわせて把握しておきましょう。

マンションを売るとなれば査定が必要ですが、不動産査定は必ず複数社へ査定しましょう。

複数社の査定結果から査定額や査定の根拠を比較し、安心して任せられる不動産会社を見極めなければなりません。

複数社への査定依頼は、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」をご活用ください。

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まとめ

大田区のマンション売却相場は過去3年間上昇を続けており、東京都全体のマンション売却相場の上昇傾向と合わせて考えると、今後も引き続き売却相場が上昇すると予想されます。

また、大田区は抜群の交通アクセスや子育てのしやすさ、多種多様な生活スタイルを実現できるなどの理由から人気がありますので、今後も購入需要は高まるでしょう。

しかし、不動産価格は今後も長い期間上昇し続けるとは限りません。売却を検討されているのであれば早期の売却がおすすめです。

マンション売却を成功させるためにも、不動産会社への査定を依頼する前に、売却にかかる費用を把握し、売却活動に向け余裕を持って準備を進めましょう。

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