【2024年版】東京都世田谷区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

【2024年版】東京都世田谷区のマンション売却相場|査定方法や高く売るコツは?

世田谷区は、閑静な住宅街が広がり、子育て支援やサポートが充実していることから、ファミリー層に人気の街です。

昨今は首都圏のマンション価格が高騰を続けていることから、「世田谷区のマンションはいくらで売れるのか」気になる方もいるでしょう。本記事では、世田谷区のマンション売却相場や相場の調べ方、高く売却するコツを解説します。

マンション売却について初歩的なことを知りたい方は『マンション売却の注意点!流れや費用、失敗例、税金特例』『マンション売却の流れ9ステップ』もご覧ください。

この記事を読めばわかること
  • 世田谷区のマンション売却相場
  • 世田谷区のマンション売却相場の調べ方
  • 世田谷区のマンションを高く売却するコツ
「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.世田谷区のマンション売却相場

世田谷区のマンション売却相場

世田谷区のマンション売却相場を、間取り別と築年数別に分けて解説します。

また、世田谷区のマンションの魅力も紹介しますので、売却時のアピールポイントとしてご活用ください。

1-1.間取り別のマンション売却相場

世田谷区の間取り別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【間取り別】世田谷区のマンション売却相場
間取り 販売価格:中央値 物件数 物件割合
1R・1K 2,100万円 1,119物件 25%
1LDK 3,600万円 414物件 9%
2LDK 5,200万円 992物件 22%
3LDK 6,200万円 1,285物件 29%
4LDK 7,500万円 70物件 2%
5LDK~ 8,100万円 1物件 0%

出典:HOME4Uマンションプライス「東京都世田谷区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の表は、世田谷区の2018年1月~2023年3月の間取り別の販売価格・中央値と、物件数/割合を表しています。

1番割合が高いのは、3LDKの29%(6,200万円)、次いで1R・1Kの25%(2,100万円)2LDKの22%(5,200万円)という結果となりました。

世田谷区はファミリーからも人気のあるエリアですので、広く空間を使えて子育てがしやすい3LDKが最も人気のようです。

一方で、大学も多いことから学生からの需要が高い1R・1Kタイプも活発に取引されています。

また、近年では50代〜60代の世帯をメインに、2LDKなどのマンションを購入する方も増えています。

世田谷区はご年配の方も多く住まれているので、2LDKで生活しやすい駅近マンションや商業施設が充実している場所などは特に需要が高いです。

1-2.築年数別のマンション売却相場

世田谷区の築年数別のマンション売却相場は、以下のとおりです。

【築年数別】世田谷区のマンション売却相場
築年数 平米単価 物件数 物件割合
1~5年 136万円/平米 107物件 2%
6~10年 111万円/平米 451物件 10%
11~15年 104万円/平米 630物件 14%
16~20年 96万円/平米 879物件 20%
21~25年 92万円/平米 638物件 14%
26~30年 86万円/平米 423物件 9%
31~40年 73万円/平米 751物件 17%
41~50年 64万円/平米 275物件 6%
51年~ 59万円/平米 244物件 5%

出典:HOME4Uマンションプライス「東京都世田谷区のマンション売却・相場価格・一括査定」

上記の表は、世田谷区の2018年1月~2023年3月の築年数ごとの平米単価と、物件数/割合を表しています。

1番割合が高いのは、築16年~20年の20%(96万円/平米)、次いで築31年~40年の17%(73万円/平米)、続いて築21年~25年の14%(92万円/平米)でした。

一般的にマンションは、築20年を超えたあたりから価格が大きく下がる傾向にありますが、世田谷区のマンションにおいてはそれほど価格が下落していません。

理由は、世田谷区は以前から人気の高級住宅街のため、2023年現在も人気が衰えることがなく、マンションの需要が高いからです。

したがって、年数が経過して物件自体の価値が下がったとしても、一定の価値を維持したままで売却が可能です。

2.世田谷区の不動産売却価格推移

世田谷区の不動産売却価格推移①

世田谷区の不動産売却価格推移は、以下のとおりです。

世田谷区の不動産売却価格推移②

出典:不動産売却HOME4U「東京都世田谷区の不動産売却査定・相場情報」

世田谷区の不動産売却価格は、戸建てと土地は大きく変動している時期もありますが、中古マンションはほとんど一定の価格を維持しています。

画像を確認すると、徐々にですが上昇傾向です。

5年前の2018年のマンション相場価格が約4,000万円なのに対し、2023年現在の価格が約4,500万円なので、500万円も上昇していることが分かります。

全体的に見ると価格が上昇傾向にあり、購入需要が高まっていると考えられるので、今が売り時と言えるでしょう。

3.世田谷区で高く売却できるマンションの特徴

世田谷区で高く売却できるマンションの特徴

世田谷区で高く売却できるマンションの特徴は、以下のとおりです。

  • フ ァミリー層が住みやすい間取り
  • 利便性が良い
  • 設備が充実している

ファミリー層が住みやすい間取りは、高く売却できる可能性があります。

なぜなら、世田谷区はファミリー層から人気のあるエリアなので、子育てしやすい2LDKや3LDKなどの間取りの需要が高いためです。

1LDKだと手狭で子育てしにくいですし、5LDKだと広すぎて持て余してしまうので、早く高く売却するのであれば、3LDKの間取りが一番売却しやすいでしょう。

また、生活する上で利便性の良いエリアにあるマンションは、高値での売却に期待できます。

学校やショッピングモール、病院や幼稚園などの施設が近くに揃っていれば、子育てがしやすく需要が高いので、高値で売却できる可能性があります。

さらに、設備が充実しているマンションも高値での売却が期待できます。

前述した治安の良さや安全性を重要視される方は多いので、防犯カメラやオートロックなどの設備が充実していれば安心して生活できるためです。

特に子供がいる世帯の「防犯面がしっかりしているマンションが欲しい」というニーズに応えられるため、設備が充実しているマンションを売却する場合は、積極的にアピールしましょう。

4.世田谷区のマンションを高く売却する方法

世田谷区のマンションを高く売却する方法

世田谷区のマンションを高く売却するコツは、以下のとおりです。

  • 値引き交渉を想定して売り出し価格を高く設定する
  • 1月~3月に売り出す
  • 複数社に査定を依頼する

あらかじめ、値引き交渉を想定して売り出し価格を高く設定しておきましょう。

値引き交渉を想定せずに相場価格のままで売り出すと、予想していた売却価格よりも下回ってしまい、売主が損をする可能性があるからです。

手元に残る利益を考えると、相場より1割程度高い価格で売り出すことをおすすめします。

とはいえ、マンション売却が初めての方にとっては、ご自身で価格を決めることは難しいため、不動産会社からアドバイスをもらいながら設定しましょう。

また、売却するタイミングは、不動産購入需要が最も高まる1月~3月頃を狙いましょう。

転勤や進学などライフスタイルが変化する4月に向け、1~3月に物件を探し始めるからです。マンションの売却には、3ヶ月~6ヶ月程度の期間がかかると言われており、余裕を持った売却を成功させるためにも、11月頃から売却活動に向けた準備を進めましょう。

加えて、複数社に査定を依頼すると、相場よりも安い金額で売却するのを避けられます。

不動産会社によって査定方法が異なるので、1社のみの査定だと損をする可能性があります。
なかには、数百万円以上の価格差が出る場合もあるため、複数社に査定を依頼することが重要です。

5~6社程度に査定を依頼し、査定額や査定結果の根拠を比較しながら、最適な不動産会社を選びましょう。

5.世田谷区のマンションの3つの魅力

世田谷区のマンションの3つの魅力は、以下のとおりです。

  1. 子育て支援やサポートが充実している
  2. 防犯がしっかりしているので治安が良い
  3. 公園や緑道などの自然に囲まれたエリアが多い

それぞれの魅力について詳しく解説しますので、売却時のアピールポイントとしてご活用ください。

5-1.子育て支援やサポートが充実している

世田谷区は子育て支援やサポートが充実しているため、ファミリー層におすすめのエリアです。

世田谷区の公式LINEで保育施設の空き情報が確認できたり、世田谷区独自の子育て利用券を使用して助産師のサポートが受けられたり、子育てに関するサービスが手厚いです。

他の地域から引っ越してきた方でも、子育てしやすい環境が整っているため、子育ての悩みが解消しやすい点をアピールすることで、高値での売却に期待できます。

5-2.防犯がしっかりしているので治安が良い

世田谷区は、区や警察、住民が連携して防犯対策に努めているため、治安が良いです。

子供に対する安全・防犯対策も積極的に行っており、住民の防犯意識も高い傾向にあります。

警視庁が公表している「令和3年度 区町村別犯罪件数データ」から、総人口数と犯罪件数をもとに東京23区の犯罪発生率が低い地域を調査したところ、1位が文京区(約0.34%)、2位が杉並区(約0.35%)、3位が練馬区(約0.38%)、そして4位が世田谷区(約0.42%)でした。

マンションを購入する際に、安全面を重視する方は多いので、治安の良さは大きな魅力です。

5-3.公園や緑道などの自然に囲まれたエリアが多い

世田谷区は、公園や緑道などの自然に囲まれたエリアが多いのが特徴です。

東京都建設局が公表している令和5年4月1日現在の「公園調書」によると、東京23区の公園数が練馬区の702箇所の次に多い577箇所と、自然を大切にしている地域であることが分かります。

世田谷区の緑を象徴するスポット「等々力渓谷」は東京23区唯一の渓谷であり、1999年(平成11年)には東京都指定文化財の「名勝」に指定されました。

また、烏山川緑道、北沢川緑道、九品仏川緑道といった四季の移り変わりを楽しめる緑道もあります。

都会の喧騒を忘れられる癒しスポットが豊富にあることは、世田谷区の魅力の一つと言えるでしょう。

6.世田谷区のマンション売却相場を調べる方法

世田谷区のマンション売却相場を調べる方法

世田谷区のマンション売却相場の調べ方は、以下のとおりです。

  • レインズ・マーケット・インフォメーション
  • 不動産情報ライブラリ
  • 不動産情報サイト「中古住宅HOME4U(ホームフォーユー)」

レインズ・マーケット・インフォメーション」は、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理しており、売買されたマンションの価格情報が調べられるWebサイトです。

マンション価格だけでなく、面積や築年数、成約時期なども確認できます。また、過去2年間の市場動向をグラフで確認できるため、今後の予測や売却タイミングを決める際に活用できます。

不動産情報ライブラリ

出典:不動産情報ライブラリ. 国土交通省

不動産情報ライブラリ」は、国土交通省が運営しており、不動産売買に関する情報をデータ化しているWebサイトです。

過去に不動産売買を行った方のアンケート調査の結果が反映されているのが特徴です。

アンケート結果は、実際に売買を実施した方の内容が記載されているので、情報の質が高く参考にできます。

注意点として、具体的な物件名までは特定できないため、マンションの面積や所在、築年数などから売却したい物件の条件に似ているデータを探し、おおよその売却相場を確認しましょう。

中古住宅HOME4U

出典:中古住宅HOME4U

不動産情報サイト「中古住宅HOME4U」は、国内最大級の中古物件数を掲載している不動産情報サイトです。

間取りや築年数、面積だけでなく、キッチンの種類やトランクルームの有無などの細かな条件で物件を探せるので、マンションの売却相場を把握するのに役立ちます。

複数社への査定依頼は、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」をご活用ください。

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マンション売却を検討されている方は、ぜひ「不動産売却 HOME4U」を利用しましょう。

まとめ

世田谷区のマンション売却相場や価格推移、高く売るコツなどを解説しました。

マンションの売却価格は、経済状況や社会情勢などにも影響されるため、相場や価格推移を把握しておくことが重要です。

世田谷区はファミリー層に人気のあるエリアのため、子供のいる家族でも生活しやすい3LDKの間取りや、防犯設備が充実しているマンションであれば、相場よりも高く売却できる可能性があります。

また、高く売却するには、購入需要の高い1月~3月頃の売却を目指して売却準備をしたり、複数社に査定を依頼したりすることが大事です。

間取りや築年数、エリアの特徴などから適正な価格を設定し、スピーディーに高値での売却を成功させましょう。

これからマンション査定を依頼される方は、一括で査定依頼できる「不動産売却 HOME4U」がおすすめです。

「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
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