更新日:2025.01.31 不動産売却, マンション売却ガイド, 不動産売却のノウハウ 【2025年】マンション価格推移は?売却タイミングと高く売る方法 現在、マンション価格は上昇傾向で推移しています。 しかし「住宅ローン金利が上がると中古マンションは売れにくくなるのでは?」「インフレが進むとマンション価格の今後はどうなる?」などと不安をお持ちの方も多いでしょう。 そこでこの記事では、マンション価格の動向や、マンション売却にベストなタイミング、高く売却するためのポイントを解説します。 この記事を読むとわかること 2025年のマンション価格推移 マンション売却にベストなタイミング マンションを高く売却するためのポイント カンタン1分入力 あなたの 不動産 いくらで売れる? STEP1 都道府県 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 群馬県 栃木県 茨城県 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 愛知県 静岡県 岐阜県 三重県 大阪府 兵庫県 滋賀県 京都府 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 鳥取県 島根県 山口県 香川県 愛媛県 高知県 徳島県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 STEP2 市区町村 都道府県が選択されていません。 市区町村が選択されていません。 ご指定いただいたエリアへのお問合せは、現在取り扱っておりません。 完全無料一括査定スタート Contents1.【2025年】マンション価格推移2.マンション価格が高騰している理由3.マンションを売却するベストタイミングを判断するポイント4.マンションの売却にベストなタイミングはいつ?5.マンションを高く売却するためのポイントまとめ 1.【2025年】マンション価格推移 2025年現在、マンション価格は上昇傾向で推移しています。 出典:不動産価格指数(令和6年9月・第3四半期分)|国土交通省. 2024-12-27.(参照2025-1-31) 国土交通省が2024年12月末に公表した「不動産価格指数(令和6年9月3四半期分)」によると、戸建住宅などに比べてマンションの売却額が右肩上がりに推移しているのがわかります。 2008年のリーマンショックから、2011年の東日本大震災までは価格が停滞気味でしたが、日銀の大規模金融緩和が始動した2013年から急激に上昇。2024年は過去最高の水準を保っています。 しかし、マンションなどの不動産は、金利の動向や社会情勢に大きく左右されるため、いつまで価格上昇が続くかは不透明です。 そのため、マンションの売却を検討しているのであれば、売却価格が上昇傾向にある今が売り時と言えるでしょう。 1-1.新築マンションの平均価格の推移 首都圏・近畿圏における直近20年の新築マンション一戸当たりの平均価格の推移は、以下のとおりです。 出典:「マンション市場動向|不動産経済研究所.」をもとにHOME4Uが独自作成(参照2024-12-12) 上記の新築マンション1戸当たり平均価格の推移をみると、首都圏・近畿圏ともに新築マンションの価格が上昇しているのがわかります。 2004年から2017年にかけては価格の上下が見られましたが、2018年以降は安定的に上昇し続けています。 2024年現在の新築マンションの平均価格は、近畿圏で5,393万円。首都圏では9,239万円 と、1億円に迫る勢いです。 すでに首都圏の新築マンション価格は、バブル期の平均価格(6,123万円)を上回っています。 1-2.中古マンションの平均価格の推移 首都圏における直近20年の中古マンションの平均価格は、以下のように推移しています。 出典:「マーケットデータ. レインズデータライブラリー|東日本不動産流通機構.」をもとにHOME4Uが独自作成(参照2024-12-12) 具体的な価格は、以下のとおりです。 平均価格 2004年 2,469万円 2005年 2,543万円 2006年 2,540万円 2007年 2,583万円 2008年 3,128万円 2009年 2,824万円 2010年 2,965万円 2011年 2,979万円 2012年 2,863万円 2013年 2,791万円 2014年 2,851万円 2015年 3,070万円 2016年 3,476万円 2017年 3,577万円 2018年 3,638万円 2019年 3,709万円 2020年 3,734万円 2021年 4,019万円 2022年 4,688万円 2023年 4,802万円 2024年 4,739万円 出典:「マーケットデータ. レインズデータライブラリー|東日本不動産流通機構.」をもとにHOME4Uが独自作成(参照2024-12-12) 東日本不動産流通機構(レインズ)が公表しているマーケットデータによると、中古マンションも新築マンションと同様に価格が上昇している ことがわかります。 2021年までは、1年につき数万円〜400万円程度の上昇です。 ところが、2021年~2022年に急上昇。1年で650万円以上も価格が上がっていることが確認できます。 数年単位での推移に目を移すと、2020年の3,734万円から2024年の4,739万円の間は、1,000万円超の上昇を記録 しました。 こうした傾向から、今後も中古マンションの価格は上昇すると考えられます。 2.マンション価格が高騰している理由 マンション価格が高騰している理由は、以下のとおりです。 長く続く低金利 建築資材・人件費の価格高騰 マンション用地不足 価格が上昇している原因を理解しておくと、今後の売却計画が立てやすくなるので確認しておきましょう。 2-1.長く続く低金利 長く続く低金利によって、マンション価格は上昇傾向にあります。 2013年の日銀の金融緩和によって、住宅ローンの金利は低い水準を保っています。低金利のため、マンションを購入する方が増えて、需要に伴いマンション価格も高騰しているのです。 2024年3月19日、日銀はマイナス金利政策の解除を決定しました。 現時点ではまだ大きな変化が見られませんが、今後は利上げによって住宅ローンの変動金利はゆるやかに上昇へ向かうでしょう。 依然として住宅ローンの金利は低い水準を保っているので、マンション価格は上昇し続けています。 2-2.建築資材・人件費の価格高騰 建築資材・人件費の価格高騰も、マンションの価格が上昇している原因です。 建築資材は、2015年〜2020年までは比較的緩やかな上昇傾向にありましたが、2021年に一気に価格が上昇しました。理由は、ウッドショックや円安による輸入価格高騰、社会情勢による燃料価格の上昇などが挙げられます。 2024年現在は、上昇傾向が落ち着いてはいるものの、安心できない状況は続くでしょう。 一方で人件費高騰の背景は、建築就業者や建築技能者が年々減少しており、良い人材を雇うには給与水準の引き上げが必要なため、コストがかかることが原因として挙げられます。 また、建築就業者は一定のスキルが必要なので、コストだけでなく育成にかかる時間もかかり、今後も人件費の高騰は続くと考えられます。 2-3.マンション用地不足 現在、都市部ではマンションが建設できる規模の土地が減少しています。 そのため、マンション用地があると、複数のデベロッパーがこぞって入札します。 こうした用地獲得競争により、新築マンションの価格が高騰しているのです。 その上、近年は外国人観光客の増加によって、マンション建設に適した土地にホテルが建設されるケースが多くなっています。 大規模な土地がホテルにあてられてしまうことも、マンション用地不足に拍車をかけているのです。 新築マンションが購入しづらい価格になったことで、中古マンションに代替需要が集中。 その結果、中古マンションの価格も引き上げられています。 3.マンションを売却するベストタイミングを判断するポイント マンションを売却するベストタイミングを判断するポイントは、以下のとおりです。 築年数 金利動向 社会情勢 購入需要が高まる時期 4つのポイントを理解して、スムーズな売却活動を進めましょう。 3-1.築年数 築年数が浅いほど、マンションの売却価格が高く、成約率が高い傾向にあります。 新築〜築10年程度であれば、市場での需要が高く売却しやすい傾向にありますが、築11年を過ぎたあたりから、マンションの売却価格は下落していきます。 築年数が経過したマンションが売却しにくいのは、修繕費用の負担が大きくなることや、旧耐震基準で建築された場合は倒壊リスクがあるなどが挙げられ、買い手が敬遠しやすいのが現状です。 なるべく築年数が浅い時期に売却し、売れ残りを回避しましょう。 3-2.金利動向 マンションの売却価格は、金利動向に大きく影響されます。金利が低いと住宅ローンが組みやすくなり、買い手が増えてマンションを高値で売却できる可能性が上がります。 欧米諸国では大幅な金利の値上げが行われており、日本でも日銀の政策変更によって金利は上昇傾向にあります。 しかし2025年1月時点では、変動金利は0.5%前後といまだ低水準で推移しています。 そのため、しばらく住宅市場は活況が続くと考えられます。 3-3.社会情勢 マンション売却を判断するポイントとして、社会情勢に注目することも大切です。 新型コロナウイルスや東京オリンピックなどの影響により、マンションの売却価格は変動しました。また、マンション価格だけでなく、土地の価格や建材、人件費なども変化し、様々な要因が重なり売却価格に影響を及ぼします。 最新のニュースを取り入れ、情報収集に努めることで、マンション売却のタイミングを逃がすことが減ります。 3-4.購入需要が高まる時期 マンションの売却には、購入需要が高まる時期があります。 1年を通して、新生活シーズンの2月〜3月頃が最も購入需要が高まる時期です。マンション売却の取引が多い時期は、値引き交渉される確率も低くなるので、高値での売却に期待できます。 また、早期で売却できる可能性も高くなるので、できる限り購入需要の高い時期に売却することがおすすめです。 4.マンションの売却にベストなタイミングはいつ? マンションの売却にベストなタイミングを、以下の5つの観点から解説します。 金利動向 築年数 社会情勢 購入需要が高まる時期 早期売却を目指すなら買取も検討する タイミングを見極めて、高値での売却を成功させましょう。 4-1.金利動向 2024年現在、マンションを売却するなら変動金利が低い今が売り時と言えます。 なぜなら、低金利が続いている今であれば、買い手がマンションを購入しやすく、購入希望者が増えるため、早く高値で売却できる可能性が上がるからです。 2024年3月の金融政策決定会合で日銀はマイナス金利政策の解除を決定。 マンションの購入需要が減るかと思われましたが、現時点では低金利を維持しているため、大きな影響は見られません。 しかし、同年7月に日銀が0.25%程度の追加利上げを決めたことで、今後は各金融機関が利率を引き上げると予想されます。 そのため、金利の上昇がゆるやかな今がマンションの売り時と言えるでしょう。 4-2.築年数 築年数が10年〜20年以内のマンションだと、売却しやすいのでおすすめです。 なぜなら、新築や築浅だと価格が高すぎて売れにくいこともあり、築20年以上のマンションだと売却価格と成約率が急激に下がるためです。 また、一般的にマンションは、12年程度の周期で大規模修繕が行われます。大規模修繕後のマンションは、点検や補修が済んでいるので、安心感を与えるだけでなく、費用を抑えられるため買い手が見つかりやすい傾向があります。 売却額や成約率が低下する前のタイミングで売却して、マンションを高値で売りましょう。 4-3.社会情勢 社会情勢について、2023年5月に新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられたことで、マンション売却を考えるタイミングになったと言えます。 新型コロナウイルスの影響で、収入が不安定になった方も大勢おられます。ローンを組んで購入しても、収入が減少しローンの支払いが困難になるのではないかと、マンション購入を躊躇した方も多いでしょう。 しかし、新型コロナウイルスが収束傾向にある現在は、今後感染が拡大しても緊急事態宣言などの社会活動を制限させる政策が発表される可能性は低いです。そのため、ローンを組んでマンションを購入する方が増加すると考えられます。 新型コロナウイルスが落ち着き、買い手が増えている今の状況が、マンションの売却を検討する良いタイミングと言えます。 4-4.購入需要が高まる時期 前述しましたが、マンションの購入需要が高まる時期は、新生活シーズンの2月〜3月頃です。 次いで、9月〜11月頃も転勤シーズンなので、購入需要が高い傾向にあります。 一方で、不動産売却の取引が少ないのは8月頃です。8月頃は気温が高く、天候が不安定なこともあり、買い手の活動意欲が下がります。 多くの購入希望者を集めて、高値での売却を成功させるためにも、購入需要が高まる2月〜3月頃を狙って、売却計画を立てましょう。 4-5.早期売却を目指すなら買取も検討する 早期売却を目指すなら、買取も検討するのがおすすめです。 買取とは、一般の買主を探す「仲介」と違い、不動産会社が直接物件を買い取ってくれる方法のことです。仲介手数料が発生せず、短期間での売却に期待できます。 注意点として、売却額が仲介と比べて、相場の7割程度の価格で取引される可能性があります。仲介での売却活動が思い通り進んでいない場合や、素早く現金化したい際は、買取を検討するのがおすすめです。 不動産買取で売却するなら、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」を使って査定を依頼するのがおすすめです。 運営実績20年の「不動産売却 HOME4U」なら、マンションを売るための的確なアドバイスをしてくれる不動産会社も見つかります。 買取を希望される方は、問い合わせの際、備考欄に「買取希望」であることを記入することで、買取を目的とした査定を受けられます。 「不動産売却 HOME4U」では家の所在地や広さなど必要最低限の情報を入力するだけで、最大6社の不動産会社から、査定価格をまとめて取り寄せることができます。 マンション売却を検討されている方は、ぜひ「不動産売却 HOME4U」を利用しましょう。 5.マンションを高く売却するためのポイント マンションを高く売却するためのポイントは、以下のとおりです。 築20年以内に売却する 売却スケジュールに余裕を持つ 複数社に査定を依頼する 焦って安い価格で売却しないためにも、3つのポイントを理解しておきましょう。 5-1.築20年以内に売却する 築20年以内に売却することで、高値での売却に期待できます。 マンションの価格は、築20年を超えたあたりから急激に下落します。 築20年を超えたマンションの買い手が減少する理由は、建物の老朽化により修繕費用がかかったり、住宅ローン控除が利用できなかったりする可能性があるからです。 少しでもマンションを高く売却したいのであれば、築20年以内の売却をおすすめします。 5-2.売却スケジュールに余裕を持つ 売却スケジュールに余裕を持つことで、焦って値引きすることが減ります。 一般的に、マンション売却にかかる期間は、3ヶ月〜6ヶ月程度と言われており、不動産会社を選ぶ準備期間も含めると、1年程度かかる場合もあるでしょう。 マンション売却は、不動産会社の選定から販売活動、売買契約の締結や引き渡しなど、多くのステップがあります。時間に余裕がなく、急いで売りたいと感じると、価格を下げてでも売却したいと考えるかもしれません。 高値での売却を成功させるためには、事前にマンション売却の流れを把握して、スケジュールに余裕を持って計画的に進めることが大切です。 5-3.複数社に査定を依頼する 複数社に査定を依頼すると、高値での売却に期待できます。 複数社に査定依頼することで、マンションの相場感を把握できるだけでなく、高く売却してくれる不動産会社を見つけやすいです。 不動産会社によって査定方法が異なるため、1社のみの査定だと売却価格が安いのか高いのか判断できません。不動産会社によっては数百万円以上の価格差が出るので、複数社から比較しなければ、損をする可能性があります。 高値での売却を成功させるためにも、最低3社以上社からは査定を依頼するとよいでしょう。 【無料】一括査定依頼スタート まとめ 2025年のマンション価格の推移や、売却のベストなタイミングなどについて解説しました。2025年現在は、マンションの価格が上昇しており、変動金利も最低水準で買い手が多く存在するため、売却するなら今が売り時と言えます。 ただし、マンションの価格は、社会情勢や金利動向に大きく影響されるため、今後も世の中の動きを注意深く観察する必要があります。 マンションを高値で売却したい方は、「不動産売却 HOME4U」を使って信頼できる不動産会社を見つけるところから始めましょう。マンションを売却する際は、売却スケジュールに余裕を持たせ、複数社に査定依頼することがおすすめです。 時間に余裕があれば、安い価格で焦って売却する必要なくなり、複数社に依頼することで、信頼できる不動産会社を見つけられて、高値で売却できる可能性が上がるでしょう。 【無料】一括査定依頼スタート