【第2話】さあ、転勤が決まった!マンションをどうする?

千田家の売却体験記 第2話

出張の多いご主人の駅への送り迎えが大変なときに、家族が増えることになった千田家。思い切って駅への距離も近く、買い物などにも便利な新築マンションを購入し、楽しい生活を続けてきました。けれども15年目の春、新しい展開が起こります。いったい何が起きるのでしょうか?

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体験記・第2話

駅近マンションに住むようになって、15年目の春。 平穏な日々が続いていたある日、会社から帰ってきたダンナが言いました。

「東京へ転勤になった・・・」

「え~!うっそ~!!」 私も子どもたちもビックリでした。

あげくに、引っ越しをしたくない私と子どもたちは、「単身赴任したら?」と、冷たいことを言う始末。

けれども、そのときダンナにはある考えがあったのです。

それは・・・

実は、東京にはダンナの元実家だったマンションがあり、人に貸している状態でした。そこは、翌年の春に定期借家契約が切れることになっていたのです。

ダンナは、以前から元実家のマンションに戻りたいと考えていました。 そんなとき運がダンナの味方をしたのか、東京転勤と契約切れのタイミングがマッチしたのです。 ダンナは、東京のマンションをリノベーションして住みたいと言い始めました。

家族で住むのは、翌年の春から。 ちょうど、長男が高校へ、次男が中学に入学するタイミングです。 最初は渋っていた私や子どもたちでしたが、ちょうど切れ目のいいタイミングなので、東京へ引っ越すことを決心しました。

引っ越すことは決定。 けれども、私たち夫婦はもっと大きな決断をしなければいけませんでした。

「ねえ、このマンションどうする~?」

住んでいた地域には、自動車メーカーの大きな工場と研究所があって、毎年たくさんの人が転勤してきていました。

「転入者が多いから、もしかしたら賃貸に出せるかもしれない」

他にも大企業の工場が集まる地域だったので、人に貸すことはできそうでした。

「それに、毎月家賃が入ることになったら、得なんじゃない!?」

「サラリーマン大家って、いいんじゃないの?」と、副収入に目がくらんだ私でしたが、ダンナの視点は違っていました。

「人に貸しても、管理費や固定資産税は払わなければいけないよ。この辺の家賃からすると、そんなに大きな収入にはならない。それなら、いっそのこと売って、まとまったお金をもらったほうがいいんじゃないか?」

確かにダンナの言うとおり。 家賃収入があっても、必要経費を差し引くと、得られる収入は家賃の半分を少々超えるくらい。

時々メンテもしないければいけないし、新しく住む予定のマンションの管理費などと重複して支払っていくのは、ちょっとつらいかも~。

賃貸に出して毎月の収入を得るか、もしくは、売却してまとまったお金を手に入れるか・・・。

駅近マンションを収入のために置いておくか、思い切って手放すか。 私たち夫婦は、いちばん得で、いちばん楽な方法を考えることにしたのでした。

角かえる先生からひとこと

15年目の春にきた、東京への転勤話。もともと東京出身の旦那さんは、家族みんなで東京へ引っ越すん望んどったんや。転勤の話が持ち上がると、持ち家の人らは、住んどる家をどうすんか、エライ悩んでまうんやわ。千田はんもそうやったわ。賃貸にするんか、売却するんか。千田はんは、どないな結論を出すんやろか。次回も見たってや!