マンション買取 早く手間なく現金化!業者選びや仲介との違いを徹底解説

マンション 買取

マンションを「早く確実に売って現金化したい」と考えている方へ。高く売る“仲介”よりも、早く売る“買取”という方法があります。

本記事では、初心者の方にもわかりやすく買取・仲介の仕組みから、メリットデメリット、業者の選び方まで徹底解説。

買取を安心して進めるために、ぜひご一読ください。

なお、買取は、こんな方におすすめ。該当する方はぜひ熟読を。

  • とにかく早くマンションを売却して現金化したい
  • 内覧対応や広告期間などに手間や時間をかけられない
  • 近隣の人に知られずにマンションを売却したい
  • 売れそうにないマンションの処分に困っている
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この記事の執筆者
竹内 英二
不動産鑑定士事務所および宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、中小企業診断士。
(株)グロープロフィット

マンション買取とは?仲介との違い、メリット・デメリット

買取の仕組み 仲介と違い、不動産会社が直接買い取る

マンション買取とは、不動産会社などの業者があなたのマンションを直接買い取ってくれる売却方法です。

マンションを売却する方法にはこの「買取」と「仲介」の2種類があります。

不動産買取とは、仲介と違い不動産会社が買主となる。

仲介は、不動産会社が「買主を探す」売却方法で、売却が成立するまで数か月かかることもあります。一方、買取は、不動産会社が「買主となる」売却方法のため、買主探しの手間と時間は不要。条件が合えばすぐに売却が成立します。

つまり、「不動産会社が買い取る=売却が早い・確実・トラブルが少ない」というのが買取の大きな特徴です。

仲介との違いは?【比較表】でポイント確認

買取と仲介の違いをさらに詳しく説明すると、以下の通りです。特に売却価格は、買取は仲介の7~8割と大きく違います。

売却方法 買取(業者に直接売却) 仲介(不動産会社が買主を仲介)
売却完了までの期間 短い(最短数日~1~2週間程度) 長い(平均3~6ヶ月程度)
売却価格 低い(市場価格の約7~8割が目安) 高い(市場相場に近い金額)
仲介手数料 不要(0円) 必要(売却価格の3%+6万円が上限)
内覧対応 不要(購入希望者の内覧無し)
※現況のまま売却OK
必要(複数の購入希望者に対応)
※内覧準備や立会いが必要
契約不適合責任
(※売主の瑕疵担保責任)
免除されやすい
※買取業者との交渉で免責となる場合が多い
責任あり
※売却後一定期間、買主に対して責任を負う必要がある

※「契約不適合責任」とは、引き渡した物件に、あとから隠れた不具合が見つかった場合に売主が負う責任のことです。買取の場合、多くの業者はこの責任を免除してくれるため、安心感があります。

簡単にまとめると、買取は「スピード・確実性・安心感」を重視したい方に向いています。一方、少しでも高く売りたい方や時間に余裕がある方には仲介が適していると言えます。

不動産売却塾 コラム

なぜ買取は7~8割に下がるのか?業界の裏側

不動産買取が安い理由、それはズバリ「リスクと再販コスト」を業者が丸ごと引き受けるから。

買い取ったマンションは、多くの場合、買取業者がリフォームやリノベーションをした後に再販されます。
マンション買取業者、再販の仕組み
リフォームには費用が掛かり、もし売れ残れば大赤字です。つまり、買取金額が低いのは業者が“儲けたい”だけでなく、“リスクも避けたい”から。

逆に言うと、リフォームの必要がないくらいきれいで、すぐ売れる目算のつくマンションなら高値で買い取ってくれる可能性もあります(…ただし、そんな良い物件は、仲介で売った方が断然お得なのですが…!)。

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マンション買取8つのメリット「迅速・安心・手間なし!」

買取のメリット、早く売れる、手間がない、トラブルが少ない、周囲に知られない

メリット1:早く売れる/最短1週間も

仲介の場合、買主を探すのに時間がかかり、売却完了まで3〜6か月以上かかることもあります。

一方、買取では不動産会社が買主となるため、条件が合えば、査定から契約・現金化までを最短1週間〜1か月程度で完了できます。

相続、住宅ローン返済、引っ越しなど期限があり、早く売りたい方には大きな魅力です。

比較項目 仲介 買取 解説・補足
売却までの期間 平均3〜6か月 最短1週間〜1か月 買取は買主探しが不要。スピード感が違う

メリット2:内覧対応が不要/手間がない

仲介では、買主が現れるまでに複数の内覧に対応しなければなりません。「毎回の掃除が大変」「土日に家にいないといけない」など、大変だった声がよく聞かれます。

買取では、こうした内覧対応は原則不要。住んだまま・片付け前の状態でも買取してくれるケースも多くあり、手間をかけたくない方には大きなメリットです。

メリット3:売却後のトラブルが少ない/安心感あり

仲介で売却した場合、物件引き渡し後に「設備が壊れていた」「雨漏りがあった」などと指摘され、売主側が責任を負う「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」が生じることがあります。

一方、買取の場合は、不動産会社がリスクを織り込み済みで購入するため、引き渡し後に責任を問われるケースはほとんどありません。

メリット4:周囲に知られず売れる/プライバシー厳守

「売り出していることを知られたくない」などプライバシーを守りたい場合、買取がおすすめです。

仲介では、ポータルサイトへの掲載、現地への看板設置、近隣への内覧案内など、自然と周囲に売却中であることが伝わってしまいます。

一方、買取では広告活動が不要なので、不動産会社と直接やり取りするだけで売却が進みます。「こっそり売りたい」「ご近所に知られたくない」方にも安心です。

メリット5:確実に売れる/仲介にない魅力

仲介では「売れるかどうか」は市場の反応次第です。価格を下げても売れない、売却までに何か月もかかるリスクがあり「売却できず困っている」という声も聞かれます。

一方、買取であれば、不動産会社が即座に買主になるため、売却の確実性は非常に高くなります。とくに住み替えやローン完済、税制特例の適用など、タイミングが重要な人には大きな安心材料と言えます。

さらに+3つのメリット

買取には上記の5つ以外にも、知っておくと嬉しいメリットがあります。

  • 仲介手数料が不要
     → 仲介ではないため通常「売却価格の3%+6万円」かかる仲介手数料がゼロ
  • スケジュール調整がしやすい
     → 引越し日・引渡日などを柔軟に相談できることが多く、住み替えにも便利
  • 瑕疵物件・築古マンションなども買取対応してくれる場合がある
     → 仲介では売れにくい物件でも、買取専門業者なら再販を前提に対応可能

このように、マンション買取は「価格が多少下がっても、それ以上に得られるメリットがある」と感じる方にとって、魅力ある選択肢です。

買取と仲介どっちが向いてる?セルフ診断チェックに進むならこちら

マンション買取 4つのデメリット「安さ&少ない選択肢」

買取4つのデメリットを図で説明。価格が安い、業者が少ない、買取不可物件もある、悪質業者もいる

良い話には裏がつきもの。買取にも、知っておくべきデメリットは少なくありません。

マンション売却では大きなお金が動くため、小さなポイントにも気を抜かず、慎重に動くことが大切です。

デメリット1:価格が安い/相場の7〜8割

仲介に比べ、買取では売却価格が低くなる傾向があります。すでにご説明した通りですが、具体的な金額を聞くと「意外と大きな差だ」と感じる方も多いのではないでしょうか。

参考までに、相場価格3,000万円のマンションを売った場合、あなたが手にする金額のざっくり比較はこちらです:

項目 仲介 買取(8割)
売却価格 3,000万円 2,400万円
手数料など ▲約120万円 ▲約15万円
手元に残る額 約2,880万円 約2,385万円
差額 ▲約495万円

買取を選ぶと、仲介より約500万円前後、売却金額に差が出ます。
ただし、「すぐ現金化できる」「手間がかからない」「内覧不要」などのメリットと天秤にかけて、納得できるかどうかが大事です。

もし、不動産会社に依頼する前におおよその買取金額を知りたい場合、実は1分もかからずに相場を調べる方法があります。相場を知りたい方は、下記記事をチェックしてみてください。※買取の場合、相場の7~8割になることをお忘れなく。

デメリット2:選べる業者が少ない

買取を専門に行う不動産会社は、仲介業者に比べて圧倒的に数が少ないのが現実です。

その理由は、買取には多額の資金力とリスク耐性が必要だからです。

不動産会社は物件を自ら購入し、費用をかけてリフォームし、再販するまで「在庫」として保有しなければなりません。その間、維持費がかかるほか、市場が変動すれば損失リスクもあります。

資金力・体力・販売力が求められるため、継続的に買取を行える会社は限られており、特に地方や郊外では「対応してくれる業者が見つからない」というケースもあるのです。

デメリット3:物件によっては買取不可

すべての物件が必ず買取してもらえるわけではありません。以下のような条件を持つマンションは、買取を断られる可能性が高くなります

  • 築年数が古すぎる
  • 旧耐震基準の建物
  • 駅から遠い、交通の便が悪い
  • 借地権付きなど権利関係が複雑

このような物件は再販が難しいと判断され、買取業者から敬遠される傾向があります。

ただし、買取の可否は業者によって異なるため、複数社に相談することで、対応可能な会社が見つかることもあります。

デメリット4:悪質な業者も存在する

大変残念ながら、不当に安い価格を提示したり、強引に契約を迫るような業者も存在します。

国民生活センターにも、「早く決めないと売れない」と脅されて契約し、後悔しているという相談が多数寄せられています。

不動産の買取はクーリングオフができないため、一度契約してしまうと取り消すのが非常に難しくなります。

とくに訪問営業を受けた際は、その場ですぐに契約せず、一旦持ち帰って慎重に判断することが重要です。


後悔しないために

買取にはメリットがある反面、価格面や選択肢の少なさに後悔するケースもあります

  • 同じマンションの他の部屋が、仲介で数百万円高く売られていた
  • 買取を選んだが、後から仲介の査定額のほうが高かったと気づいた

後悔を防ぐには、買取と仲介それぞれの査定額を事前に比較することが大切です。

HOME4Uなどの不動産一括査定を使えば、仲介価格と買取価格の両方を一度に比較できるため、判断の材料になります。

得になることはあっても、損になることはありません。さまざまな意見を聞いたうえで、自分にとって最適な方法を選びましょう。

買取と仲介どっちが向いてる?セルフ診断チェックに進むならこちら

不動産売却塾 コラム

買取保証とは?買取と仲介の「いいとこ取り」の仕組み

買取保証とは、一定期間仲介で売り出し、売れなかった場合に不動産会社が事前に約束した価格で買い取ってくれる仕組みです。

通常の仲介では、「売れるかどうか分からない」「いつ売れるか不安」というリスクがあります。一方で、買取は「確実に売れる」安心感があるものの、価格が低いというデメリットがあります。

その間をとったのが「買取保証」。まずは仲介で高値チャレンジし、売れなければ買取で確実に現金化できるため、両者の“いいとこ取り”ができるのが特長です。

仕組みと流れ(例)

  1. 不動産会社と「買取保証付き」の媒介契約を結ぶ
  2. 一定期間(例:3か月)仲介で高く売り出す
  3. その間に売れなければ、あらかじめ提示された「保証価格」で会社が買取

買取保証のメリット

  • 高く売れるチャンスがある(まずは仲介チャレンジ)
  • 売れなくても確実に現金化できる(最悪のシナリオでも保証)
  • 住み替えなどのスケジュール調整がしやすい

注意点

買取保証を提供している不動産会社は限られているため、この仕組みを利用したい場合は、保証対応が可能な会社を見極める必要があります。

迷ったら「買取保証」も選択肢に

「高く売りたいけど、売れ残るのは不安」「住み替えのタイミングに合わせて確実に売りたい」
そんな方にとって、買取保証は非常に相性の良い売却方法です。

不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」の不動産一括査定では、買取対応可能な不動産会社も名を連ねています。

複数社に一括で査定依頼し、買取保証などの相談をしてみるのは、あなたの売却活動にとって損はありません。

不動産売却の豆知識 不動産会社によって「査定価格」は違う? 不動産会社によって「査定価格」は違う?

不動産会社によっては同じ物件でも査定額が数百万円変わることがあります。複数社に査定依頼をすることで、査定額を比較し本当の物件価値を知ることができます。
実際に不動産売却した人は平均3社以上の不動産会社に査定依頼を出しています。
不動産売却 HOME4U(NTTデータグループ運営)では厳選された不動産会社から最大6社をご紹介させていただきます。

【チェックリスト付き】マンション買取専門会社の選び方と比較ポイント

デメリットを知ると、マンション買取では「どの会社に依頼するか」がとても重要だということがわかります。
なぜなら、安心感や売却額が会社によって大きく変わるからです。

「大手を選べば安心では?」と思うかもしれませんが、大手でもカバーできないエリアや物件があるのが実情です。
また、買取専門の知られざる優良企業も存在するため、偏見を持たずに複数社を比較することが大切です。

信頼できる買取業者を見極めるためのチェックリスト

安心して任せられる業者かどうかを見極めるため、以下のポイントを参考にしてください。

🔍 依頼前に「自分で事前に調べられること」

📞 電話・面談で「実際に確認すべきこと」

🔸目安:7割以上に当てはまれば、信頼できる業者の可能性が高いと言えます。

公式HPに会社の情報や実績を偽りなく掲載できているか
そういった基本的な点から確認することで、誠実な会社を見分けるヒントになります。

※このチェックリストは、HOME4U編集部独自の観点で作成したものであり、すべての優良企業を保証するものではありません。最終的な判断はご自身の責任で、十分にご注意ください。

「仲介+買取」どちらにも対応できる企業もおすすめ

買取のデメリットを知って「少し不安…」という方へ。
実は「仲介も買取も両方に対応している不動産会社」も多数存在します。

こうした会社に相談することで、自分に合った売却方法を柔軟に選べるというメリットがあります。

  • まずは仲介で高値チャレンジ → 売れなければ買取へ
  • 買取と仲介、両方の価格を提示して比較可能
  • 仲介期間中に「買取保証」がつけられる会社もある

「どちらにも対応できる会社」なら、売主側の希望や事情に寄り添った提案が可能です。
「後悔したくない」という方におすすめです。

不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」の一括査定サービスには、買取にも仲介にも対応できる企業が参画しています。
まずは複数社の査定価格を比較してみることから始めましょう。

おすすめマンション買取業者は?

売却の成功は「不動産会社選び」で決まるとも言われるほど、買取業者選びは非常に重要です。
ここでは、実績・信頼性・対応エリアをもとに、「買取と仲介」両方に対応できる不動産会社をご紹介します。

HOME4Uにも参画!買取も仲介もできる不動産会社

以下の企業を筆頭に、HOME4Uの不動産一括査定サービスには、買取も仲介も対応可能な不動産会社が多数参画しています。

  • 京王不動産
  • 住友林業ホームサービス
  • 東京建物不動産販売

中には、「買取保証サービス」を提供している企業もあります。

ただし、買取には「エリア」や「物件の築年数」「構造」など条件が付くことがあり、誰でもすぐに利用できるとは限りません。

そのため、まずは「仲介」も視野に入れたうえで、一括査定を依頼するのが賢い進め方です。

複数社に査定依頼することで、あなたの物件条件に最も合う会社を見つけやすくなり、スムーズな売却につながります。

一度の申し込みで
最大6 社に依頼 できる

売却したいけど何から
始めたらいいかわからない方は
不動産売却のプロに
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大成有楽不動産販売
積水ハウス不動産中部株式会社
京王不動産
住友林業ホームサービス
みずほ不動産販売
三井住友トラスト不動産
センチュリー21
三菱UFJ不動産販売
東京建物不動産販売
大手から地元密着企業まで
約2,500社参画

買取と仲介、どっちが向いている?簡単セルフ診断10チェック

「買取にすべき? それとも仲介で高く売るべき?」
売却の第一歩で最も悩むポイントです。

以下のチェックリストで、ご自身の状況に合う方を見つけてみましょう。
多く当てはまる方が、今のあなたにとってベストな売却方法かもしれません。

🔹こんな人は「買取」向きかも?(5つ以上当てはまれば要検討)

■ スケジュール重視

■ リスク回避・プライバシー志向

■ 物件に不安がある

✔ 5つ以上当てはまれば「買取」でのスピード売却を検討する価値ありです。

🔹こんな人は「仲介」向きかも?(5つ以上当てはまれば要検討)

■ 高値売却にこだわりたい

■ 売却活動に抵抗がない

■ 立地・条件に自信あり

✔ 5つ以上当てはまれば「仲介」での高値チャレンジが向いています。

▶ 決めきれないときは「複数社の査定」を比較

「判断がつかない」「価格差を知ってから決めたい」──そう感じているなら、仲介と買取の両方の査定額を一括で比較するのが賢い方法です。

その点、「不動産売却 HOME4U」なら、最大6社に相談し、査定価格をまとめて比較可能です。
数が少ないため、買取業者を必ずご紹介できるとは限りませんが、得意分野が異なる複数社に相談することで、思いもしなかった提案を受けられることもあります。

もちろん査定・相談は無料。。まずは気軽に話を聞いてみましょう。

不動産売却 HOME4U」の無料一括査定で、あなたの物件に最適な売却方法をチェックする


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買取が向いているケース6選

買取か仲介、悩む人もいれば買取ですぐに動きたいという人もいるでしょう。買取で進めたほうが向いているのは下記のような方です。

とにかくすぐに現金が必要な場合

仲介は売れるまでに時間がかかり、かつ、いくらで売れるのか最後まで分からないことから、お金がすぐに必要な方は仲介には向いていません。

住み替えや転居など、マンション売却によって現金を作らなければならない方は、買取を利用した方が良いでしょう。

事故物件を売る場合

事故物件とは、忌まわしい事件・事故等があり、心理的な面において住み心地の良さを欠く物件です。

事故物件は、瑕疵の中でも心理的瑕疵に該当します。
売主は瑕疵を告知しないと、売却後に契約不適合責任を追及されるため、心理的瑕疵も告知しなければなりません。

一方で、心理的瑕疵を告知すれば、値段が下がり、なおかつ、買手もなかなか見つからないため売却期間も長引くという問題が生じます。

もちろん、買取でも値段は下がりますが、売却が長期化するという事態は避けられます。

確実に売りたい理由がある場合

不動産会社は個人の買主に比べて信用が高いといえるため、確実な売却には向いています。
買取を行う不動産会社は、一定の経済的信用力を備えています。買取が生じると、その都度、銀行から融資を受けていますが、融資が受けられるということは一定の資金力の裏付けがあるからです。
例えば、創業したてのような不動産会社だと、裏付ける資金力がなく、買取には参入できません。
そのため、買取を行う不動産会社は一定規模以上の不動産会社であり、買主としての信用力が実は高いという特徴があります。

周囲に知られずに売りたい場合

買取は秘匿性が高く、仲介は秘匿性が低くなります。

秘匿性とは、他人に知られずに売るということです。

不動産を「ご近所トラブル」や「離婚」、「借金の返済」等を理由に売却するケースでは、売却していることを他人に知られたくないという場合があります。

このように秘匿で売りたいという場合には、買取の方が適しています。
買取は、不動産会社が見て、そのまま買い取ることを決めてくれるため、チラシやインターネット広告等を行う必要がありません。

売るという情報が外部に漏れないまま、売却を終了することができます。

内覧の対応をしたくない場合

内覧については、買取は不要で、仲介は必要となることがあります。
内覧とは、購入希望者に家の中を見せる販売行為です。

仲介では、住みながら家を売るときは、売主に内覧対応が必要となります。内覧は土日に集中し、販売期間中(順調に進んで3ヶ月程度)は家族で外出できません。

仲介でも空き家状態の物件を売る場合には、不動産会社に内覧を任せることができますので、売主による内覧対応は不要です。ただし、空き家状態で仲介を利用できるケースは、誰も住んでいない実家や、経済力があり引っ越し先を確保したケースに限定されます。

一方、買取では不動産会社が見に来ること自体が内覧となっていますので、内覧は不要です。内覧の手間がかからないという点では、買取に軍配が上がります。

契約不適合責任を負いたくない場合

瑕疵(かし)不適合責任については、買取では負う必要がないことが多く、仲介では負うことになるのが通常です。

売主が宅地建物取引業者(不動産会社)の場合には、原則、買主に不利な特約はできないといった制限があります。

不動産会社は、瑕疵については最初から修繕するつもりで購入するため、多少の瑕疵は気にせず購入してくれます。

よって、買取では売主は瑕疵担保責任を全て免責した形で不動産会社に買ってもらうことが可能です。

※瑕疵とは

瑕疵とは、雨漏りなど家が通常の品質を欠いていることを指します。

売主は売却後に瑕疵が発見されると、買主から損害賠償の請求または契約の目的が達成できない場合には契約解除の請求を受けることがあります。

売主が負うこのような責任を契約不適合責任と呼びます。

「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • マンションを売りたいけど、どうしたらいいか分からない方は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格”が見つかります
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

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仲介でも十分売れる!仲介も検討してほしいケース4選

「買取」を検討している方も、不動産会社に相談したところ、実は「仲介」でも十分売却できるといわれる場合があります。

そのため、安易に買取を選択するのではなく、一度、仲介を含めて検討した方が賢明です。

近所に知られたくない場合

仲介でも不動産会社に指示をすれば、一切広告を打たずに売却活動を進めてくれる場合があります。
この際、不動産会社には専属専任媒介または専任媒介で仲介を依頼するのが良い方法です。

専属専任媒介や専任媒介で契約すると、レインズと呼ばれる不動産会社しか見ることのできない情報ネットワークに物件によって情報が強制的に共有されます。

レインズに物件が載れば、他の不動産会社が客付に協力してくれるため、広く広告を打たなくても不動産会社の間で物件が周知されるため、売りやすくなります。

住み替えをする場合

住み替えではつなぎ融資を利用すると売却と購入のタイミングのズレを吸収することができます。

つなぎ融資とは、住み替えにおいて、購入物件の代金支払が売却物件の代金受領よりも先に来てしまった場合において、一時的な資金不足を補うために利用する短期の融資です。

つなぎ融資には、融資の際の事務手数料や金利等の余計なコストはかかりますが、2割も安く売ってしまう買取より損をすることはありません。

売却をそこまで急いでいない場合

「すぐ」ではなく、2~3ヶ月程度の間で比較的早く売りたい方も仲介で十分な場合があります。

2~3ヶ月程度の時間があれば、低めに価格設定をして仲介で売却した方が、買取よりもよっぽど高く売れます。

2~3ヶ月の余裕があるのであれば、仲介でチャレンジするのが良いでしょう。

築50年以上の物件を売る場合

築50年以上のマンションをお持ちの方は、最初から勝手に売れないのではないかと思い込んでいる方もいるかもしれませんが、実際には仲介で売れている物件は多くあります

マンションの売却は、築年数よりも立地が重要です。
まずは査定を依頼して、しっかりと値段が付けば、それは売れる証拠といえます。

もし、本当に売れなければ、査定価格はゼロのはずです。
基本的には築50年以上のマンションでも仲介で売れますので、仲介から検討をスタートすることをおススメします。

よくある質問(FAQ)

マンション買取でよくある疑問や不安にお答えします。

  • Q 買取は通常の売却より安くなるって本当?
    A はい、本当です。買取は仲介よりも価格が7~8割ほど低くなるのが一般的です。理由はこちら
  • Q 買取業者に騙されないか心配…
    A トラブルのリスクを下げる方法はあります。複数社から査定を取り比較する、査定額の根拠を確認する、不安をあおるような強引な営業には応じないといった基本を守れば、安心して取引ができます。チェックリストもぜひ使ってください。
  • Q マンションの相場を簡単に調べる方法は?
    A 実はあなたが所有するマンション名からマンション相場を1分で調べる方法があります。詳しくはこちら。実際の買取・仲介に近い査定価格を知りたい場合は、HOME4Uのような一括査定サービスで無料診断してもらいましょう。

買取は、本当に自分に向いているか?を考えて。そしてポイントは、業者選び。

買取には早く確実に売れる、秘密で売れる等のメリットはありますが、売却価格が安いという大きなデメリットがあります。

セルフ診断チェックを使って、自分に合った売却方法を選んでください。

ただ、どちらを選ぶにせよ、まずは不動産一括査定で相場を知り売却方法を相談するのがスタンダードです。

数が少ない買取業者を自分で探し、数社に依頼し比較するのは思いのほか大変なので、「不動産売却 HOME4U」を使ってスタートし、手間なく売却活動を進めましょう。

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HOME4U売却体験談
~マンション編~
東京都大田区 F.Sさん
買取でも8,000万円!

遠方へ住み替えるため、売却することに。
「不動産売却 HOME4U」で一括査定をしてもらいました。

査定額は9,500万円前後。各社で1,000万円ほどの差がありました。

買取を選んだ理由は、広告に載せたくなかったから。広告を出すとマンションの値段がわかって、同じマンションの人たちに迷惑がかかると思いました。相場と照らし合わせると、妥当な金額で買取できたと思います。

【売却した物件情報】
築年数 27年
間取り 3LK/3LDK
査定価格 9,500万円前後
買取価格 8,000万円