【図解】任意売却とは?基本からわかりやすく解説

【図解】任意売却とは?基本からわかりやすく解説

任意売却とは、住宅ローンの返済ができなくなったとき、融資先の金融機関と話し合いのもと不動産を売却して解決することです。病気や会社の倒産、リストラ等、何らかの事情で収入が減ってしまい、ローンの返済が困難になってしまったときの手段となります。

この記事では、任意売却とは何かを解説したうえで、メリットもデメリットもすべてお伝えします。

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1. 住宅ローンを滞納してしまったら…

通常、住宅ローンを滞納し続けた場合、金融機関は抵当権に入っている家を差し押さえ、競売にかけて融資額を回収しようとします。

競売にかけられた場合のリスクは、以下の4つです。

  • 落札価格は市場価格より2~3割低い金額になる
  • 裁判所からの命令により立ち退きを迫られる
  • 裁判所の掲示板やインターネットに競売情報が出される
  • 不動産会社の担当者が現況調査に訪問するため周囲に事情が知られる

このような最悪な事態を回避する対処法のひとつが「任意売却」です。

では、任意売却とはどのような売却方法なのか、このあと詳しく解説していきます。

2. 【図解】任意売却とは?基本からわかりやすく解説

任意売却の仕組み

任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、所有者が金融機関と協議して物件を売却する方法 です。

任意売却では市場価格に近い金額で売ることができ、その分残債を減らせます。
売却後の残債は、今後の生活を考えながら分割返済や減額などの交渉が可能。引越し時期の交渉もできます。

一般売却と同じような販売活動になるため、ご近所に事情を知られることもありません。

また、売却に伴う仲介手数料などの諸費用も売買代金から支払います。

返済の見通しが立たず、金融機関から催促状や催告書が届いて困っている場合、任意売却を取り扱っている会社に相談してみましょう。

3. 任意売却のメリットとデメリット

任意売却で失敗しないため、事前にメリットとデメリットをおさえておきましょう。

任意売却のメリット

  • 相場に近い金額で売却できる
  • 引越し時期を相談できる
  • 引越し代を交渉により残すこともできる
  • ご近所に事情を知られることはない
  • 諸費用は売った代金から支払える
  • 売却後に残るローンの返済条件を交渉できる
任意売却のデメリット

  • 金融機関との交渉や手続きに労力がかかる
  • 必ずしも金融機関が同意してくれるとは限らない
  • 連帯債務者、連帯保証人から同意が得られないと任意売却ができない
  • 競売まで時間がない場合は間に合わないこともある

【メリット】相場に近い金額で売却できる

任意売却は、市場価格に近い金額で売却できる点が大きなメリット です。

競売では落札価格が相場より2〜3割低くなる傾向があるため、安値で売って損をするリスクも減らせます。

【メリット】引越し時期を相談できる

任意売却の場合、引渡しの時期も相談することが可能 です。

競売では裁判所の指示で迅速な立ち退きが求められます。

その点、任意売却では買主と引越し時期の調整ができるため、引越しを急かされることもありません。
そのため、精神的な負担も軽減されます。

【メリット】引越し代を交渉により残すこともできる

金融機関との話し合いにより、手元に引越し代を残すことができます。
競売ではこうした交渉が難しいですが、今後の生活に向けて金銭的な負担を減らせます。

【メリット】ご近所に事情を知られることはない

周囲に知られることなく売却手続きが進められるのも任意売却のメリット です。

競売になると、裁判所の掲示板やインターネットに物件情報が掲載され、近隣にも事情が知られてしまうおそれがあります。
任意売却では通常の不動産売買と同様に売却活動が行われるため、プライバシーを守りながら手続きを進められます。

【メリット】 諸費用は売った代金から支払える

任意売却の手続きに伴う諸費用は、売却代金から支払われます。
通常の売却にかかる仲介手数料や登記費用も売却代金から差し引かれます。そのため、費用面での心配なく手続きができるでしょう。

【メリット】売却後に残るローンの返済条件を交渉できる

任意売却後に残った住宅ローンは、金融機関と相談し今後の収入などにより返済金額や期間を決められます。

たとえば、返済額の減額や分割払い、無利息での返済などの交渉が可能です。
これにより、無理なく返済を続けられる支払い計画が立てられます。

【デメリット】金融機関との交渉や手続きに労力がかかる

任意売却は通常の売却よりも金融機関との交渉が必要になるため、手続きに労力がかかります。
特に金融機関の承認を得るまでに必要書類を揃えるなどの準備が大変で、交渉に慣れていない場合は専門の不動産会社にお願いしたほうがいいでしょう。

【デメリット】必ずしも金融機関が同意してくれるとは限らない

任意売却には金融機関の同意が必要なため、場合によっては承認が得られないこともあります。
たとえば、売却価格が金融機関の期待に見合わない場合や、返済能力が著しく低いと判断された場合は同意してもらえないおそれがあります。
そのため、慎重な交渉と現実的な売却価格の設定が重要です。

【デメリット】連帯債務者、連帯保証人から同意が得られないと任意売却ができない

住宅ローンを借りるときに連帯債務者や連帯保証人を設定している場合は、全員の同意を得る必要があります。
任意売却後に連帯保証人へ債務が移る可能性が高いため、関係者への事前説明が欠かせません。

【デメリット】競売まで時間がない場合は間に合わないこともある

任意売却は手続きにある程度の期間を要するため、競売までの期限が迫っている場合、間に合わないリスクがあります。
競売の申立が始まると、任意売却で買い手を見つけるまでの期間が限られるため、早期に手続きを開始することが求められます。したがって、できるだけ早い段階で準備を開始することがポイントです。

3.【初めてでも安心】任意売却の具体的な流れとスケジュール

任意売却の基本的な流れ

任意売却が成立するまでは2~6か月程度はかかるので、なるべく早めに開始しましょう。
任意売却の基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 債務者からの督促
  2. 不動産会社に相談
  3. 査定・必要書類の準備
  4. 売却活動開始
  5. 売買契約
  6. 引き渡し
  7. 残債の返済方法を相談

まず、金融機関から支払いの督促を受けます。この時点で任意売却を検討し始めるとよいでしょう。

つづいて任意売却に強い不動産会社に相談し、査定を依頼。この段階で必要な書類も準備し、金融機関への書類提出を行います。

次に金融機関が査定内容と条件を確認し、合意が得られたら売却活動を開始します。

購入希望者が見つかったら、金融機関に想定される売却価格を報告しましょう。同意を得られたらその価格で売買契約を締結。売却代金の決済と引き渡しを行います。

その後、売却後の残債について返済方法やスケジュールを金融機関と相談し、無理のない返済計画を立てます。

任意売却は、金融機関との交渉や買主との話し合い、さまざまな手続きが必要です。手続きの流れを熟知している不動産会社に依頼したほうが安心といえるでしょう。

不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)には、任意売却に強い不動産会社が多数参画しています。
査定依頼が必要なときはぜひご活用ください。

4.任意売却と競売の違い

任意売却は、所有者が金融機関と協力して物件を売却する方法です。
これに対し、競売は裁判所によって行われ、入札形式で物件が売却されます。

任意売却では所有者本人による売却が可能です。
一方、競売は所有者の意向にかかわらず第三者の決定によって売却されます。

任意売却は柔軟性が高く、プライバシーも守られるため、できれば競売にかけられる前に任意売却の手続きをすることをおすすめします。

まとめ

任意売却について、競売との違いもあわせてお伝えしました。
任意売却は限られた期間内で金融機関との話し合いが必要なので、やはり得意とする不動産会社に依頼したいものです。
複数の不動産会社の査定結果を比較すると、任意売却に強い不動産会社が見つかります。不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)を利用すれば、最大6社にまとめて査定をお願いできます。
まずは査定依頼して比較検討してみてください。