【売却＆住み替え体験談】福岡県福岡市Oさん／築45年以上のマンションが1,500万円に！古い物件も、即行動で売却成功

Oさんは18年前、福岡県福岡市のマンションを1,100万円で購入されました。

そんなわが家も築45年にさしかかり、管理組合で建て替えの話が出ることに。

このまま住み続けるにしても、耐震面や、管理費・積立金の値上げなどに対する不安があったことから、売却を決意されました。

建て替えが検討されるような物件が売れるのか……そんな不安を抱きつつ、「とにかく行動しなければ何も始まらない！」と、すぐにHOME4Uで査定をご依頼。

Oさんの、この初動の早さは、売却成功への第一歩でした。

今回はそんなOさんに、実際に住み替えが成功するまでの流れを伺いました。

お話を伺った方 Oさん

この記事の監修者

竹内 英二

不動産鑑定士事務所および宅地建物取引業者である（株）グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、中小企業診断士。

（株）グロープロフィット

マンション建て替えの話が上がったことを機に住み替えを検討

住んでいたマンションが築45年を迎えようとする頃、管理組合でマンションの建て替えの話が浮上しました。

建て替えとなれば、仮住まいへの引っ越しや賃貸料の負担がかかります。

建て替えない場合も、耐震補強のための積立金や管理費が値上げとなるため、思い切って住み替えることを検討したんです。

マンション建て替えの有無や、自身が住み替えをするかどうかを決める前に、とりあえず自宅がいくらで売れそうかを確認すべく、即行動にでました。

このとき、複数社の査定額を比較検討できるHOME4Uを活用したんです。

査定依頼を申し込んだのが年末の休暇中だったにもかかわらず、すぐに5件の不動産会社から連絡がきたので驚きましたね。年明けにはもう1社からも連絡がありました。

建て替えの話が上がるほど歴史のあるマンションに、はたして値段がつくのかどうか不安だったのですが、計6社の不動産会社からの査定がつき、まずは“ほっ”としました。

実際にマンションを建て替えるには区分所有者による建て替え決議が必要です。

案が出ていたとしても決議が取れるかどうかは不確定であり、建て替えが実現しない可能性は十分にあります。

単に築年数が古いだけであれば、建て替えがなされないことも多いです。

一方で、建て替え案が出るほどのマンションは、何らかの問題を抱えている場合もあります。

本当に建て替えが必要となるほどの深刻な問題を抱えている場合には、不動産会社にその問題を告知すべきです。

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建て替えしないと決まってから即行動、空き家にして売却活動開始

年末にマンション建て替えの話が浮上してから、年が明けて3月。

結果、マンションの建て替えはしないことが決まりました。

それからすぐの3月末より、住み替えのために行動を開始しました。

実は、マンションのローンも完済していたので、新居も早々に目星をつけていました。

何事もなく、4月には引っ越しが完了し、マンションは空き家として売りに出したんです。

築年数の経過した物件ではあったものの、福岡の中心地・博多駅どちらにも交通の便がよい立地だったため、不動産会社からの評判は良かったようです。

今回、スムーズな売却と住み替えが成功したポイントとしては、住み替えを検討してからすぐHOME4Uを使って査定依頼し、先を見越してすぐ行動した点だと思います。

値上がりが見込まれるマンション管理費や積立金の負担を負うことなく、効率的な住み替えにつながったと思います。

築年数の経過したマンションでも、「不動産買取」で売れた！

とはいえ、築年数の経過したマンションなので、最初は「買ってくれる人はいるのだろうか……」と不安でしたよ。

無事に連絡をもらえた6社の査定額に大きな差はなかったため、最終的には妻の印象で決めました。

契約後は、担当者さんとLINEでやりとりできたのがよかったですね。

LINEなら、担当者さんがお休みでも気にせず用件を伝えることができるので便利でした。

できるだけ高額で売却できればという思いで、不動産会社の担当者さんのアドバイスも加味し、マンションははじめ1,800万円で売りに出しました。

この価格では問い合わせがなかったため、担当者さんのさらなるアドバイスもあり値下げを実施。

これが功を奏し、他の不動産会社から「買いたい」という連絡が！不動産会社が買い取り、リフォームしてから再販する「不動産買取」の申し出があったのです。

17〜18年前に1,100万円で購入したマンションが、1,500万円で売却成立！

築年数のある物件にもかかわらず、プラスの結果となりました。

古いマンションなので売れた後のことも心配だったんですが、不動産のプロが買ってくれるなら大丈夫だろうという安心感も得られましたね！

マンションは、戸建てと比べると値引きが少ない傾向があります。

中古マンションは同じマンションの他の部屋が過去に何度も取引されているため、戸建てに比べると価格がはっきりしているというのが理由です。

中古マンションの取引では値引きはあったとしても50万円程度になることがよくあります。

そのため、値引きを加味して売り出し価格を決めたい場合には、売却希望価格にプラス10～50万円程度の範囲で上乗せすることが適切です。

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売却成功の理由は数社に査定依頼をしたこと。相性の良い不動産会社が見つかる可能性が高まる

早く売りたい一心で1社だけに依頼していたら、ここまで高くは売れなかったかもしれません。その１社の言うことを聞いているだけだったと思います。

HOME4Uを活用することによって、最大6件の不動産会社に相談することができるため、自分では思ってもみなかった提案ももらえました。

例えば、「マンションを建て替えない場合は売却する予定だが、建て替える場合は売却しない方がいいか」と相談したところ、「建て替える場合でも売却する方はいますよ」と答えてくれた不動産会社もありました。

相談することで自身の知識の幅も広がり、不動産のプロそれぞれの意見を聞くこともできて良かったと思います。

今回の売却を振り返ってみて、建て替えの話が出た時点ですぐに査定依頼を申し込んだのは正解だったと感じています。

売却を決めかねている状態だったとしても、信頼できる不動産会社を探しておいて、相談だけでも早めに動いておくと、思わぬアドバイスがもらえることもあります。

自分がベストと思っていたのとは別の道が見えることもあるので、早めに動くことはおすすめです。

Oさんの良い部分は、建て替えの話も出ているという点も含めて不動産会社に相談した点です。

マンションは建て替えが実現することが極めて珍しく、建て替えは必ずしもネガティブに捉えられるとは限りません。

買主は中古マンションを安く購入し、いずれ新築マンションに住めることから、興味を持つ人もいます。

自分がネガティブと思っている情報もポジティブな情報かもしれませんので、不動産会社には細かい点も相談することが望ましいです。

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まとめ

• 今回お話を伺ったOさんはマンション建て替えの話がきっかけとなりましたが、住まいに関する費用について定期的に見直すことで、「売却」という選択肢もあることを意識してみましょう
• まずは行動！具体的に売却を検討していなくても、現在のマンションの相場を知っておくことが、将来の安心材料になります
• 1社だけに相談して決めるのでなく、複数社への査定依頼を。適正な査定額かどうかを判断でき、不動産会社の得意なことを見極め、さまざまな担当者さんの意見を聞いて理想の売却を実現しましょう

専門家のコメント

建て替えの話がなかったとしても、築古マンションには修繕積立金が高くなる、設備が古い等のデメリットが存在します。

築古マンションは居住の快適性が徐々に失われていきますので、古くなったら住み替えるのは良い判断です。

例えば、近所に新築マンションが建つ計画があれば、そこに住み替えるために売却を検討してみるのも一つです。

建て替えだけでなく、周辺の新築マンションの開発動向等にもアンテナを張りながら、売却を検討していただければと思います。

不動産売却の豆知識

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