更新日:2024.01.19 不動産売却の基礎講座, 不動産売却のノウハウ 家を買いたがる旦那VS慎重派の妻!よくある対立のパターンと対処法を解説 旦那やパートナーに家の購入を急かされ、悩んでいる方もいるでしょう。パートナーが家を買いたがる背景にはいくつかの理由が考えられますが、マイホームに対する思いは人それぞれ異なるため、意見が対立してもおかしくありません。 本記事では、よくある対立のパターン4選と、意見の対立を丸く収める対処法を解説します。 この記事を読むと分かること マイホームに対する男女の考え方の違い 家を買いたい旦那と慎重な妻が対立する4つのパターン 意見の対立を上手にまとめる方法 「不動産を売りたい」と悩んでいる方へ 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格(※)”を見つけましょう※依頼する6社の中での最高価格 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます 完全無料一括査定依頼をスタート Contents1.マイホームに対する思いは、男女で異なる2.家を買いたがる旦那と躊躇する妻|意見が対立する4つのパターン3.マイホームに関して旦那と意見が対立したときの対処法まとめ 1.マイホームに対する思いは、男女で異なる マイホームの購入にあたって、意見が合わずに揉める夫婦は少なくありません。その根底には、マイホームに対する男女間の思いの違いがあります。 一家の大黒柱である男性は「一城の主」になるべく、不動産の購入と所有に強い憧れを持つ傾向があります。男性は女性に比べてロマンチストで、将来の夢としてマイホームを持ちたいと考えることも少なくありません。 さらに、男性が家を買いたがる心理には、家賃がもったいない、愛する家族に資産を残したい、賃貸より広い家に住みたい、といった思いもあるでしょう。 このようなタイプの男性は、住宅購入の際にも率先して行動し、決定権を握りたがるケースが多いです。たとえ独身でも、将来の結婚を意識してマンションを購入する男性もいるほどです。 一方の女性は、「結婚=不動産」と結びつけて考える方はあまり多くありません。 女性は収入や子どもの成長など、さまざまな条件を慎重に考慮します。家を買うベストなタイミングを見極め、ある程度、計画を練ってから住宅の購入を検討する傾向にあります。 ロマンを大切にする男性と、現実的な女性の価値観の相違は、あらゆる場面で起こり得ます。したがって、マイホームを買うか、買わないかという意見の対立を生むのはある意味、仕方のないことかもしれません。 2.家を買いたがる旦那と躊躇する妻|意見が対立する4つのパターン 家の購入にあたって、パートナー間で起こりがちな4つの対立について紹介します。 2-1.家を購入する理想のタイミングのズレが生じている 家を購入する予定はあるものの、購入に踏み切るタイミングのズレで意見が対立することがあります。 前述のとおり、女性の考え方は基本的に現実的であり、妻側は「もう少し貯金したいから今は賃貸でいい」「子どもがまだ小さいから、これ以上の部屋数は不要」などと考え、慎重になる方も多いです。 一方、男性は「買いたい」と思ったらすぐに行動を起こしたいと考える方が多いため、購入を考えるタイミングにズレが生じます。 2-2.将来的な出費を考慮していない 家を買いたがる方のなかには、「貯金があるから大丈夫」、「友人が家を買ったのを見てうらやましくなった」など、安易な考えの方もいます。実際に、綿密な計画を立てないまま、家の購入に踏み切ろうとする男性も少なくありません。 このようなタイプの男性は、子どもの教育費や老後の資金など、将来の出費まで十分に考慮していないケースも多く、現実的な考え方をする傾向にある女性側が「無謀すぎる」と反対して、対立する構図もよく見られます。 また、収入や貯金が十分ではないにも関わらず、パートナーに家の購入を急かされることもあるかもしれません。しかし、家計のやりくりを担当する側からすると、高額の住宅ローンの借り入れに躊躇するのは当然のことでしょう。 2-3.予算に見合わない物件を買いたがる 夫婦間でしっかりと話し合い、家を購入することに決めたとしても、旦那が予算に見合わない家を買いたがり、新たな対立が生まれるケースもあります。マイホームに対して夢見がちな方は、理想を追求するあまり予算を度外視してしまう傾向にあります。 希望の条件に合う物件がないか、積極的に探すのは決して悪いことではありません。しかし、あれもこれもと欲が先行してしまうと、堅実な考えができなくなる恐れがあります。 貯金額や家の購入にかけられる予算、収入、将来の支出などの現実と向き合い、夫婦間で妥協点を見つけることが重要です。 2-4.戸建てかマンションかで意見が分かれる 「戸建てとマンション、どちらを選択するか」という対立も、パートナー間で起こりがちです。 戸建てとマンションは、それぞれにメリットとデメリットがあるため、お互いの意見が平行線になり、収拾がつかなくなることも珍しくありません。 また、戸建てかマンションかという点での意見は一致していても、細かい条件面で対立するケースもあります。具体的には、新築か中古かという問題のほか、立地や間取り、設備面におけるニーズのズレがよく見られます。 特に、「間取り」は夫婦間で意見が割れる傾向にあります。妻は子どもの成長を見越して子ども部屋を作りたいと考える一方で、旦那は趣味の部屋を持ちたがるなどして、真っ向から意見が対立するケースもあるようです。 3.マイホームに関して旦那と意見が対立したときの対処法 ここでは、家を買いたがる旦那やパートナーと意見をすり合わせる方法を解説します。意見が対立したまま家を購入すると後悔につながる可能性が高いため、じっくりと話し合って意見をまとめましょう。 3-1.意見の違いを認めて、歩み寄る姿勢を見せる 家を買いたいという希望を頭ごなしに否定するのではなく、相手の意見を聞いたうえで尊重することが何より大切です。否定するだけでは議論が平行線になるうえに、どちらかがやむを得ず折れた場合にも、しこりを残す結果になる可能性が高いため注意が必要です。 なぜ今のタイミングで家が欲しいのか、なぜ自分が反対するのか、お互い率直に意見を出し合うようにしましょう。 意見を出す際には、具体的な理由も伝えるのがポイントです。忙しいなかでも話し合いの場を持ち、お互いの意見を認めて歩み寄る姿勢を持つことを意識してください。 3-2.マイホームの購入についてよく調べる マイホームの購入に一方的に反対する前に、購入にかかる費用やメリット・デメリットなどについて、夫婦でよく調べましょう。「家の購入は大変」と先入観だけで物事を判断しているケースもあるため、その実態を正しく知ることが重要です。 また、マイホーム購入における成功談、失敗談について調べるのもよいでしょう。特に、事前に失敗事例を把握しておくことで、よくあるトラブルを回避できます。 代表的なマイホーム購入の失敗事例には、以下のようなものが挙げられます。 見積りの確認が不十分で、追加工事の費用が発生した 実際に住んでみると、間取りや設備が使いにくかった 部屋数が増えた分、掃除が大変になった 収納スペースが足りなかった リビングを広くしすぎて、冷暖房の効率が悪くなった 吹き抜けにしたら音が響き、足音さえも気になる コンセントの位置まで考慮せず、使い勝手が悪かった また、戸建てかマンションかという意見が合わない場合には、毎月の維持費、売却の可能性などを含めて、両者を慎重に比較検討しましょう。 新築か中古かで迷っているなら、初期費用の金額だけでなく、メンテナンスやリフォームにかかる費用も考慮することが大切です。 【無料】一括査定依頼スタート 3-3.住宅ローンのシミュレーションをする マイホームの購入において、夫婦が対立する根本的な原因は、「お金の問題」であることがほとんどです。 特に、金銭面を考慮せずに「とにかく家が欲しい」と考える旦那・パートナーに対しては、住宅ローンのシミュレーションを行なうと効果的です。具体的な金額を見せることで、将来的な支払いがイメージしやすくなります。 金融機関のホームページには、住宅ローンのシミュレーターが用意されています。必要事項を入力するだけで、毎月の返済額を簡単にシミュレーションすることが可能です。 おおまかな金額を把握できれば、本当に今マイホームを購入すべきなのか、判断できるようになるでしょう。 なお、住宅ローンの返済計画から逆算すると、マイホームを購入する適切なタイミングも判断できます。定年退職までの返済額を考慮して、何歳までに家を購入するかを見極めましょう。 3-4.第三者に相談する 夫婦間でどうしても意見がまとまらない場合、第三者の意見を聞くとよいでしょう。 お金の専門家であるファイナンシャルプランナーや、住宅ローンを提供する金融機関の担当者にアドバイスを求めるのもおすすめです。 ファイナンシャルプランナーに相談すれば、住宅ローンの返済計画はもちろん、将来的なライフプランも含めた検討ができます。相談の際には、事前に譲れないポイントと妥協できるポイントを夫婦間ですり合わせておくと、よりスムーズでしょう。 不動産会社では、最適な立地や間取り、設備など、より具体的なアドバイスが受けられます。マイホームを購入する意思は一致しているものの、細かい部分で意見が対立している場合に役立ちます。 また、将来的にマイホームを手放す可能性も考慮し、売却金額の目安を調べておくのもおすすめです。 【無料】一括査定依頼スタート まとめ 家に対する思いは人それぞれで異なるため、マイホームの購入にあたって意見が対立することは珍しくありません。両者が納得できる選択をするには、話し合いの時間を十分に確保することが大切です。 旦那やパートナーと真っ向から意見が対立した場合にも、冷静に話を聞き、歩み寄る姿勢を持つことを忘れないでください。どちらかが強引に相手を説き伏せると、関係の悪化につながる恐れもあるため、柔軟性を意識して妥協点を探ることが重要です。 また、将来的に売却の可能性があるなら、NTTデータグループが運営する不動産一括査定サービス「不動産売却 HOME4U (ホームフォーユー)」をご利用のうえ、大まかな査定金額を把握しておくのがおすすめです。人生最大ともいえる買い物を成功させるためにも、さまざまな要素を慎重に検討しましょう。