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ワンルーム投資では、「サブリース契約」の活用をおすすめしません。 サブリースはメリットもある反面、収益性低下のリスクや解約の難しさなど、多くのデメリットがある契約です。


本記事では、ワンルーム投資でサブリース契約を活用すべきでない理由と、サブリース契約を活用せずに成功する方法について解説します。

この記事のまとめ
  • ワンルーム投資では、「サブリース契約」の活用をおすすめしません。
  • 「サブリース契約」とは、以下3つの個別契約を併せて指す
    →オーナーとサブリース業者との「建物賃貸借契約および賃貸管理業務委任契約」
    →サブリース業者と入居者との「転貸借契約」
  • 「自分自身で手間をまったくかけられない」「立地条件が悪すぎてプロの手を借りるしかない」場合は「サブリース契約」を活用して良い

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1.「サブリース契約」を活用したワンルーム投資の仕組み

<図:「サブリース契約」を活用したワンルーム投資>

「サブリース契約」を活用したワンルーム投資は、次の2つの契約によって成り立っています。

オーナーとサブリース業者との建物賃貸借契約および賃貸管理業務委任契約サブリース業者と入居者との転貸借契約

サブリース業者がオーナーからワンルームマンションを借り上げ、物件の管理業務も行います。
借り上げた物件を入居者に転貸し、家賃収入の80〜90%をオーナーに支払う契約方式です。

オーナーへの家賃収入は空室の有無に関わらず支払われるため、オーナーにとっては安定した家賃収入を得られるメリットがあります。

サブリース契約の詳細については、以下の記事もあわせてご覧ください。

【簡単解説】初心者でもわかる「サブリース契約」|仕組み、危険性、締結の判断基準

2.「サブリース契約」を活用すべきか?

ワンルーム投資では、「サブリース契約」の活用をおすすめしません。

なぜサブリース契約はおすすめしないのか、サブリース契約を活用せずに成功する方法を以下で解説します。

2-1.「やばい」と言われる4つの理由

〈サブリース契約をやめた方が良い4大理由〉

  • 収益性が落ちる
  • 家賃下落リスクがある
  • 契約解除が難しい
  • 経営方針を決められないサブリース会社の倒産リスクがある

より詳しい内容は以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。

サブリースの5大デメリットと対処法

2-2.「サブリース契約」を活用しないで成功する方法

〈「サブリース契約」を活用しないで成功する方法〉

  • 管理委託を活用する
  • 立地条件の良い物件を選ぶ
  • 自分で管理する

上記に挙げた方法を使えば、「サブリース契約」を活用せずにワンルームマンション投資で成功することも可能です。

サブリース契約を利用しない場合の賃貸管理の方法・種類については、以下の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

【簡単解説】賃貸管理業を5つのポイントで解説|賃貸住宅管理業法との絡みも解説

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3.「サブリース契約」を活用して良いケース

〈サブリース契約を活用して良いケース〉

  • 自分自身で情報収集できない
  • 長期的な視点で賃貸経営できる
  • 副業で賃貸経営をしている
  • 賃貸経営に関する知識がない
  • 立地条件の悪い物件を所有している

それぞれのケースでサブリース契約を活用しても良い理由について解説します。以下の記事では、サブリースのデメリットについて紹介しているので、あわせてお読みください。

サブリースの5大デメリットと対処法

3-1.自分自身で情報収集できない

サブリース会社に任せきりにせず、自分自身で情報収集できる場合には、サブリース契約を活用しないほうがいいでしょう。

しかし、自分自身で情報収集できない場合には、サブリース会社からの情報提供を受けながら経営できるので、失敗する可能性を減らせます。

3-2.長期的な視点で賃貸経営できる

サブリース契約は、家賃収入の一部を手数料としてサブリース業者に支払う必要があります。

たとえすべての部屋が入居者で埋まっていても、家賃収入の80~90%しか入ってこないため、管理委託契約よりも利益率が低くなってしまいます

しかし、長期的な視点で見れば資産を積み上げることが可能です。

代わりに入居者の集客を行ってくれ、空室時でも家賃収入を得られるので、長期的な視点で安定的に賃貸経営したい方にはおすすめできます。

3-3.副業で賃貸経営をしている

サブリース契約では、賃貸管理業務の一切をサブリース会社に委託することが可能です。

管理委託契約時よりも管理にかかる手間が少ないので、本業をおろそかにしたくない方におすすめです。

3-4.賃貸経営に関する知識がない

賃貸経営に関する知識がない場合、サブリース契約を利用するのも1つの方法として考えられます。

サブリース契約では、サブリース会社に賃貸管理業務の一切を任せられるうえ、空室率が高くても毎月一定の収入を得られるメリットがあります。

専門知識やノウハウがまったくなく、不安を感じている場合はサブリース会社を検討してみると良いでしょう。

3-5.立地条件の悪い物件を所有している

立地条件の悪い物件を所有している場合も、サブリース会社を活用して良いケースにあたります。

立地条件の悪い物件とは、最寄り駅へのアクセス性や買い物などの利便性が悪い物件です。
こうした物件の場合、自分一人では集客に苦戦してしまうので、サブリース会社に相談しながら集客することをおすすめします。

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4.「サブリース契約」について知っておきたい事

〈「サブリース契約」について知っておきたい事〉

  • サブリースの「重要事項説明書」とは?
  • サブリースの解約に必要な「正当事由」とは?
  • 「サブリース新法」とは?
  • サブリースと家賃保証はどう違う?

各事項について以下で簡潔に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1.サブリースの「重要事項説明書」とは?

重要事項説明書とは家賃や契約期間、違約金、維持管理の費用分担など、契約内容の詳細が記載された書面です。

2020年に施行されたサブリース新法によって、重要事項説明の実施と重要事項説明書の交付がサブリース業者に義務付けられています

サブリース契約で必要な重要事項説明書については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。

【初心者向け】サブリース契約の「重要事項説明」を分かりやすく解説|サブリース新法でどう変わったか?

4-2.サブリースの解約に必要な「正当事由」とは?

オーナーがサブリース契約を解約するには「正当事由」が必要とされています。

「正当事由」と認められるには、次の2つのいずれかの要件に該当することが必要です。

建物の使用を必要とする事情が生じた建物の賃貸借に関する従前の経過に問題があった

しかし、正当事由に認められる事例は多くないため、一般的にオーナーからサブリースを解約するのは難しいといえるでしょう。

サブリースの解約に必要な「正当事由」については、以下の記事で詳しく解説しています。

サブリースの解約が可能になる「正当事由」事例集|判例から事由を例示。認められなかった事例も掲載

4-3.「サブリース新法」とは?

「サブリース新法」とは、サブリース業者とオーナーとの間の契約を適正化し、サブリース契約におけるトラブル防止を目的に2020年に施行された法律です。

サブリース新法では、以下の5つの規制内容が定められています。

<サブリース新法の規制内容>

  • 誇大広告等の禁止(第28条)
  • 不当な勧誘等の禁止(第29条)
  • 特定賃貸借契約締結前の重要事項説明と書面の交付(第30条)
  • 特定賃貸借契約締結時の書面の交付(第31条)
  • 書類の閲覧(第32条)

具体的な規制内容は以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。

【簡単解説】サブリース新法とは|変更されたポイントを中心に簡潔に解説

4-4.サブリースと家賃保証はどう違う?

サブリースとは、オーナー向けに用意されている契約方式で、サブリース会社が賃貸物件を一括で借りて入居者に転貸する仕組みになっています。
サブリース会社は、賃貸物件の管理を行ったうえで、オーナーに対して毎月一定の家賃収入を支払うことが特徴です。

一方、家賃保証とは、入居者向けに用意されている契約方式です。入居者が家賃保証会社に保証料を支払い、家賃を滞納した際に家賃保証会社が立て替えてくれます。

サブリースと家賃保証の詳しい違いは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

家賃保証をわかりやすく解説|サブリースとの違いも説明

サブリース契約にはメリット・デメリットの両面があるため、利用する際には慎重な検討が必要です。

またサブリース契約自体のメリット・デメリットを考えるだけでなく、サブリース契約と管理委託方式を比較検討するのも大切です。

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この記事のまとめ

1.ワンルーム投資で「サブリース契約」をやめた方が良い4大理由

ワンルーム投資で「サブリース契約」をやめた方が良い理由は、以下の4つです。

  • 収益性が落ちる
  • 家賃下落リスクがある
  • 契約解除が難しい
  • 経営方針を決められない
  • サブリース会社の倒産リスクがある

詳細は「2-1.やめた方が良い4大理由」にて解説しています。

2.ワンルーム投資で「サブリース契約」を活用しないで成功する方法

ワンルーム投資で「サブリース契約」を活用しないで成功する方法として、次の3つが挙げられます。

  • 管理委託を活用する
  • 立地条件の良い物件を選ぶ
  • 自分で管理する

詳細は「2-2.「サブリース契約」を活用しないで成功する方法」にて解説しています。

3.「サブリース契約」を活用して良いケース

「サブリース契約」を活用して良いケースとして、次の4つが挙げられます。

  • 自分自身で情報収集できる
  • 長期的な視点で賃貸経営できる
  • 副業で賃貸経営をしている
  • 賃貸経営に関する知識がない

詳細は「3.「サブリース契約」を活用して良いケース」にて解説しています。