固定資産税評価額とその調べ方を教えて!

マネ子先生の回答

固定資産税評価額とは、固定資産税を算出する際の基準となる価格のことです。

この価格を調べるには、

  1. 4月頃に送られてくる固定資産税の課税明細書を確認する
  2. 固定資産評価証明書を入手する
  3. 固定資産課税台帳の縦覧、閲覧を利用する

という3つの方法があります。

「不動産を売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます
この記事の監修者
秋山 芳生
家計簿アプリマネーフォワードMEの元事業責任者。
複数のベンチャー企業での上場経験を通じて資産構築をしFIREを達成。現在はFPとして講演・執筆・面談を行う傍らYouTube(チャンネル登録2万人以上)で情報発信するなどマルチに活動をしている。
あなたのよしおさんFP相談室

1. 固定資産税評価額とは?詳しい解説

固定資産税評価額とは、固定資産税を算出する際に基準としている価格のことで、市町村(東京23区の場合は東京都)が決定、公表しています。この評価額は、都市計画税や不動産取得税、登録免許税などを算出する際の基準にもなっています。

また、3年に1度評価替えが行われます。令和3年は、固定資産税評価額の評価替えの年です。

市町村が決定、公表する固定資産税評価額は固定資産税だけにとどまらず、都市計画税や不動産取得税、登録免許税など様々な税額算出に関わってくるから注意が必要ですね。3年に1度、評価額に見直しがかかる評価替えも行われます。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

2. 固定資産税評価額の計算方法

固定資産評価額の計算方法は以下の通りです。

家屋の固定資産税評価額の計算方法

  • 評点1点あたりの価額×床面積×単位面積あたりの再建築費評点×経年減点補正率

土地の固定資産税評価額の計算方法

  • 土地の面積×路線価

上記の方法で、固定資産税評価額を調べましょう。評価額が判明すると、固定資産税を算出できます。

家屋の固定資産税

  • 家屋の評価額×固定資産税税率1.4%(標準税率)

※固定資産税の税率は各自治体のホームページをご覧ください。

一物五価といわれるように、不動産の評価額の計算には売却価格の価値の計算以外にも税金の計算のための計算があります。

固定資産評価額は、家屋と土地を足したもので計算されます。ですが、再建築費表店や経年減点補正率、路線価などが分かっていないといけませんから、結構面倒ですよね。次からは簡単な固定資産税評価額をお教えします。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

3.固定資産税評価額の調べ方

計算で固定資産税評価額を算出するのは大変です。簡単に固定資産税評価額を調べる3つの方法をご紹介します。

4月頃に送られてくる固定資産税の課税明細書を確認する

毎年4月頃になると市町村(東京23区は東京都)から固定資産税の納税通知書が送られてきますが、それと一緒に送られてくる課税明細書の「価格」もしくは「評価額」という欄に記載されています

また、各市町村のホームページで納税通知書などの見方を掲載しているところもありますので、お住まいの市町村のサイトで確認してみましょう。

固定資産評価証明書を入手する

「固定資産税評価証明書」は、所有する土地や家屋を管轄する各市町村の役所や都税事務所などで入手できます

入手できる人は、土地や家屋の所有者と同居の家族、相続人、借地人、借家人、代理人などです。また、この書類は、相続や贈与、売買などで登記を行う際に必要となります。

固定資産課税台帳の縦覧、閲覧を利用する

各市町村では、所有する土地や家屋の所在地、所有者、評価額などが記載された固定資産課税台帳を閲覧することができます。

また、毎年4月頃の一定期間に限り、自分が所有する土地や家屋と、他の方の土地や家屋とを比較できる縦覧制度もあります。縦覧は無料ですが、縦覧期間以外の閲覧には手数料がかかります。

固定資産税評価額の調べ方をお伝えしました。自分が所有する不動産の場合は、4月頃に送られてくる納税通知書と課税明細書を保管しておくと、一番楽ですね。

固定資産税について詳しくは、「固定資産税・都市計画税家~土地など不動産を所有しているとかかる税金~」も参考にしてください。

不動産売却HOME4Uまた、所有する土地や家の売却をお考えのときは、HOME4Uの一括査定依頼サービスをご利用ください。

不動産は法令などにまつわる問題が多いため、プロの不動産会社に相談するのがいちばんです。HOME4Uでは最大6社に査定を依頼できるので、複数の会社を比較することができます。ご相談したいことがある際は、ぜひご利用ください。

毎年4月に市から送られてくる課税明細書の「価格」もしくは「評価額」欄を見たり、固定資産評価証明書の入手、固定資産課税台帳の縦覧や閲覧をすれば、固定資産評価額が簡単に分かります。大まかではありますが、固定資産税評価額を計算してくれるシミュレーションサイトを使うのも手ですね。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

不動産売却と税金に関しましては、以下の記事も併せてご覧ください。

固定資産税評価額は、不動産の価値を算出し税金を課すための基準で、通常3年ごとに見直されます。この評価額の算出を個人で行うのは難しいですから、固定資産税の課税明細書や固定資産評価証明書の確認、固定資産課税台帳の閲覧などを行うことで把握しましょう。

自分が所有する不動産の場合は、4月頃に送られてくる納税通知書と課税明細書を保管しておくと、一番楽ですね。大切なことですので、しっかりと把握しておきましょう!

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

この記事のポイント まとめ

固定資産税評価額とは?

固定資産税評価額の概要は以下の通りです。

  • 固定資産税評価額とは、固定資産税を算出する際に基準としている価格
  • 市町村(東京23区の場合は東京都)が決定、公表
  • 都市計画税や不動産取得税、登録免許税などを算出する際の基準
  • 3年に1度評価替えを行う

詳細は「固定資産税評価額とは」をご一読ください。

固定資産税評価額の調べ方は?

固定資産税評価額の調べ方は以下の通りです。

  • 固定資産税の課税明細書を確認
  • 固定資産評価証明書を入手する
  • 固定資産課税台帳の縦覧、閲覧を利用する

詳細は「固定資産税評価額の調べ方」をご一読ください。