【相続物件】亡くなった父親名義のままで土地は売れるの?


亡くなられたお父さま名義のままでは、土地を売ることができないのです。まず、相続人全員で話し合って、その土地を誰のものにするのか決めましょう

その上で、相続登記をして名義を変更します。名義を変更できたら、売却することができるようになります。

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この記事の監修者
秋山 芳生
家計簿アプリマネーフォワードMEの元事業責任者。
複数のベンチャー企業での上場経験を通じて資産構築をしFIREを達成。現在はFPとして講演・執筆・面談を行う傍らYouTube(チャンネル登録2万人以上)で情報発信するなどマルチに活動をしている。
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詳しい解説:亡くなった親の土地の名義変更の手順について

まずは、相続登記をして名義を変更する必要があります。

不動産を売却したい場合、売りたい土地や家が自分の名義になっていないと、売ることができません。つまり、父親名義になっている土地は、そのままでは売ることができないのです。

名義変更をするためには、その土地の相続登記をする必要があります。

名義変更の手順についてわかりやすくご紹介します。

名義を誰にするのか遺産分割協議を行う

亡くなった父親の土地は誰が相続するのか、相続人全員で話し合って決める必要があります。他にも財産がある場合は、併せて話し合いましょう。これを遺産分割協議といいます。

話し合いの結果、共同名義にする場合は、売却するときに全員の同意を得なければなりません

複数の名義人がいる場合、そのうちの1人でも売却に同意しなければ、売れなくなってしまうのです。スムーズに売却できるように、全員でじっくり話し合っておきましょう。

相続人が決まったら相続登記を行う

土地を相続する方が決まったら、相続登記をします。登記は自分でもできますが、必要書類や手続きが少々複雑なので、司法書士などの専門家に依頼するのがよいでしょう。

手続きには、登録免許税のほか、戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)や全部事項証明書(登記簿謄本)といった証明書を取り寄せるための費用、印紙代などの諸費用がかかります。司法書士に手続きを依頼する場合は、司法書士への報酬も必要です。

誰に名義変更するか決まったら、NTTデータグループが運営する一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」を利用して、親身になって対応してくれる不動産会社を探しましょう。

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2024年4月1日から相続登記の申請が義務化されました。身内に不幸があったときに相続まで手続きをするのは大変ですが、後々のトラブルを避けるためにも、ご遺族で遺産分割協議を行い、相続登記をしましょう。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

亡くなった親の土地の名義変更を行うメリット

親が亡くなったときに土地の名義変更を行うメリットは、相続トラブルを減らせることです。

不動産の遺産は、そのままでは平等に分けられません。兄弟で平等に遺産を分けようと思ったら、不動産を売却してお金を分け合うことをおすすめします。

土地の名義変更を行えば、土地を売却することができます。兄弟争いを避けるためにも、親が亡くなったら土地の名義変更を行っておきましょう。

名義変更しないとどうなる?デメリットについて

亡くなった親の土地の取り分で揉めるのが嫌で、土地を法定相続人全員で共有して持つと、いざ土地を売却したいと思ったときスムーズに売却できません

土地の売却には法定相続人全員の同意が必要です。たとえ、連絡が取れない家族がいても努力して連絡を取らなくてはなりません

面倒だからと放置しておくと自分の子供の代にも影響が出てしまいます。法定相続人の相続をする人物が、どんどん増えて行ってしまうからです。

そのため、親が亡くなってしまったら、早い段階で土地の名義変更を行いましょう。

面倒くさがって遺産分割協議や相続登記を怠っていると、将来的にその不動産を処分しようしたとき、法定相続人全員の合意が必要になります。

当時の法定相続人が亡くなっている場合は、その相続人まで及ぶなど関係者の合意を取るだけでもとても大変な状況になってしまいます。このような事態を避けるためにも、落ち着いたらすぐに、遺産分割協議と相続登記を済ませましょう。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

親の土地の名義変更にかかる費用

親の土地の名義変更(相続登記)にかかる費用は以下の通りです。

登録免許税 固定資産税評価額の0.4% 法務局に支払い
必要書類の取得費用 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)、住民票の写し、印鑑証明書などの手数料。 各数百円程度 市区町村の役所に支払い
司法書士の報酬 5~10万円程度が相場 司法書士事務所に支払い

親の土地の名義変更に必要な書類

相続した親の土地の名義変更に必要な書類は以下の通りです。

入手方法 必要書類
市区町村役場で取得
  • 亡くなった方の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)※生まれてから亡くなるまでの全て
  • 亡くなった方の住民票の除票
  • 相続人全員の現在の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
  • 相続人(不動産の所有者になる方)の住民票の写し
  • 固定資産税評価証明書(最新年度のもの)
  • 相続人全員の印鑑証明書
自分で作成
  • 登記申請書
  • 遺産分割協議書(遺言書通り、または法定相続分どおりに分けるときは不要)
  • 相続関係説明図(なくてもよい。他の手続きにも利用する可能性があれば作成しておくと便利。)
法務局で取得
  • 不動産の登記事項証明書(提出する必要はないが、登記申請書を作成するために使う。)

相続した親の土地を売るなら一括査定サービスを利用

相続した親の土地を売るなら、まずは不動産会社に相談してください。

土地売却を成功させる秘訣は、複数の査定額を比較することです。

比較するには、土地売却を得意とする不動産会社をカンタンに見つけることができる「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」の利用がおすすめです。

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そのため、初めて土地売却を行う方でも、適切な不動産会社に売却を依頼することができます。

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  • 遠方の不動産でも自宅に居ながら査定依頼ができる

身内にご不幸があったとき、相続まで手続きすることは大変です。しかし、後からやろうと思っていると、なかなか手がつかないこともあります。

相続登記義務の期間である3年を過ぎてしまうと10万円以下の過料(行政上のペナルティ)の適用対象になってしまったり、いざ処分しようとしたときにたくさんの関係者の合意が必要になったりなど、デメリットが生じてしまうことがあります。

心と状況が落ち着きましたら、しっかりとご遺族で話し合い、相続手続きを進めることをおすすめします。

ファイナンシャルプランナー 秋山 芳生

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この記事のポイント まとめ

亡くなった親の土地は名義変更なしでも売れる?

亡くなった親の土地は名義変更なしでは売却できません。
詳細は「そう蔵先生の回答」をご覧ください。

亡くなった親の土地の名義変更を行うメリットは?

亡くなった親の土地の名義変更を行うメリットは以下の通りです。

  • 相続トラブルを減らせる
  • 遺産を現金にすることで平等に分けられる
  • 名義変更を行うことで土地を売却することができる

詳細は「亡くなった親の土地の名義変更を行うメリット」をご覧ください。