【第8話】査定を依頼~うちのマンションの売却条件とは?

千田家の売却体験記-第8話「査定依頼」

千田さんは、4つの重点ポイントをもとに、実績豊富な大手の会社と、地元に強い会社の2社に査定を依頼されました。査定当日、千田さんと担当者とのあいだで、どのようなやりとりがあったのでしょうか?興味津々ですね。

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体験記・第8話

わが家が査定を依頼した日は、引っ越しの前日。

どうして引っ越しの前日に依頼したのかというと、ダンナが仕事を休んで家にいたことと、家具以外のこまごまとした荷物は箱入れを済ませていたので、部屋のすみずみを見てもらうことができると考えたからです。

最初、査定に来たのは、大手の不動産会社。

さすがに実績が多くて信頼を集めている会社らしく、査定に来てくれた担当者2人は応対や1つひとつの説明が丁寧でした。

おまけに、私たちの住んでいたマンションの他の部屋で売却実績があるそうで、査定額と近隣マンションの相場をすぐに提示してくれました。

さらに、売り出し価格を「○○円くらいになりますがいかがですか?」と提示してくれたのですが、その価格は私たちが考えていたものよりも高く、即決で契約することを決めたのです。

その際、媒介契約の方法を聞かれました。 媒介契約には、以下の3つの種類があります。

専属専任媒介契約
不動産会社1社のみと契約する方法。それ以外の会社と契約した場合や、売主が買い手を見つけて契約する場合は、違約金が発生する。
専任媒介契約
不動産会社1社のみと契約する方法。それ以外の会社と契約した場合は違約金が発生する。売主が買い手を見つけて契約する場合は、媒介契約の履行に要した費用を支払わなければならない。
一般媒介契約
複数の不動産会社と契約できる方法。また、依頼先を公表する「明示型」と、公表しない「非明示型」があり、「明示型」の場合公表していない会社と契約をした際にその報告を怠ると営業経費等の支払いが必要となる。売主が買主を見つけて契約することができる。

どの方法にするのかは、迷うところでした。

専任媒介にすれば、うちのマンションを重点的に販売してくれると思うのですが、絶対に売りたいと考える私たちは、1社に賭けるよりも、複数の会社で販売をしてもらったほうが有利ではないかと考えたのです。

とりあえず、どうするか検討してから連絡することにして、もう1社の査定を待ちました。

しばらくして、地元に強い会社の担当者がやってきました。

この会社も、うちのマンションを売った実績があるとのこと。

担当者の話によると、わが家は駅近マンションなので、以前の売買のときも問い合わせが多数あったらしく、「絶対に売れますから、専任媒介でやらせてください!」と強気な姿勢でした。

提示してきた売り出し価格も、最初の大手の会社よりも高値でびっくり!

強気な価格に驚きましたが、「どうしても売らせてほしい」との強い希望もあり、この会社にもお願いすることにしたのです。

2社ともに依頼するため、方法は「一般媒介契約」に決定です。

一般媒介の場合、どの会社とも売り出し価格は同一にしなければいけないので、わが家の売り出し価格は、最初の会社が提示した価格に決まりました。

わが家のマンションは、一般媒介で2社を通して売り出すことになったのですが、売り出しの際、私たちは両社にある条件を提示しました。

その条件とは、「現状引き渡し」です。

普通、家を売り出す際、リフォームしてきれいな状態にすることで、売りやすくなるといわれています。

ただ、わが家は引っ越し先のマンションのリフォームをしていたため、住んでいたマンションにまで手をかける余裕はありませんでした。

そのため、うちを買ってくれる人へは「現状引き渡し」にして、好きなようにリフォームして住んでもらおうと考えたのです。

2社とも、この条件を快く承諾してくれました。

こうしてわが家は、ついにネットやチラシ広告を使って売りに出しされることになったのです。

ウリタイガー先生からひとこと

千田さんの住んでいたマンションは、とうとう売りに出されることになりましたね!部屋は現状引き渡しにするそうですが、本当にそのままの状態で売却しても大丈夫なのでしょうか?千田さんはマンションを売れやすくするために、あることを実行します。あることとはいったい何ダー!?続きは次回にて。どうぞお楽しみに!