家を売る際、内覧者を迎えるときのポイント

家内覧

家やマンションを売りたいとき、チラシやホームページなどで物件情報を掲載するだけでなく、実際に家を見てもらったほうが、そこでの暮らしをイメージしてもらえます。そこで、購入希望者に物件を実際に見て確かめてもらうために行うのが「内覧」です。

私たちが初対面の人と会うとき、最も重視することといえば、第一印象です。これは、家やマンションでも一緒。購入希望者に良い印象を持ってもらうために、内覧の前にはひと手間かけておきたいものです。

また、チラシや情報サイトで物件を見つけ、実際に家やマンションへ足を運んでくれるということは、物件の間取りや立地条件、価格などが希望に見合っているということ。そこで内覧者の購買意欲を後押しするためにも、事前にしっかりと準備しておく必要があります。

では、内覧者を迎える際、どのような準備をすればいいのでしょうか。いくつかの押さえておきたいポイントをご紹介しましょう。

売却について初歩的な内容から知りたい方は、『家を売る完全ガイド』『不動産売却の入門書』もご覧ください。

また、一戸建てが売れず困っている場合は『今売っている一戸建てが売れない10の理由と対策』もご覧ください。

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1. 第一印象を良くするには、掃除と整理整頓は必須

誰でも、汚れが目立ったり、散らかったりしている部屋を見て購入したいとは思わないものです。けれども、きれいに掃除され、片付いた部屋は清潔感があり、見学者に良い印象を与えることができます。そこで、特に念入りに掃除と片付けをしておきたい場所は、次の通りです。

1-1. 玄関

内覧者が最初に見るところは玄関です。つまり、第一印象を与える場所だということ。そのためにも、靴は下駄箱に片付けておくこと。片付いた玄関は広く見せることができます。また、たたきも掃き掃除をして、できれば水拭きもしてきれいにしておくとよいでしょう。

1-2. リビング

リビングは家族が集まり、くつろぐ場所です。また、その家での暮らしをイメージしやすいところでもあります。そこで、余計な物は片付けて、きれいに掃除しておきましょう。

1-3. 水回り

内覧者が厳しい眼でチェックする場所で、最も清潔感が欠かせないところといえば、バスルーム、洗面所、トイレなどの水回りです。水垢を取り、清潔にしておきましょう。念には念を入れて、内覧前にハウスクリーニング業者に掃除を依頼するのも一つの方法です。

1-4. キッチン

水回りと同様に、キッチンは清潔感が第一です。シンクはきれいに掃除して、食器類は洗って食器棚にしまっておきましょう。また出したままになっているキッチン用品も片付けましょう。

1-5. バルコニー

バルコニーは、見られないだろうと、つい油断してしまいがちな場所です。けれども、内覧者がチェックするところなので、忘れず掃除をしておきましょう。バルコニーの床や窓の外側は風雨にさらされ汚れがちなので、きれいに拭いておきましょう。

このように、内覧者が必ずチェックする場所をきれいに掃除しておくことのほかにも、印象が良くなる方法があります。例えば、オリジナルのパンフレットを作成したり、近隣のスーパーやコンビニ、学校など、よく利用しそうな施設までの地図を用意しておいたりするとよいでしょう。こういった気の利いた情報提供をしてあげると、そこでの生活をイメージしやすくなるばかりでなく、売主に対する印象も良くなります。

また、内覧者に質問されそうなこと(近隣の施設、リフォーム歴、売却理由など)を想定して回答を準備しておくことも、忘れてはいけません。

2. 掃除と整理整頓以外に、やっておくべきこととは?

2-1. 部屋のニオイに注意

部屋に入ってタバコ臭かったり、生活臭がしたりすると、一気に印象が悪くなります。ニオイを防ぐために、内覧前に窓を開けて十分に換気しておきましょう。芳香剤やスプレーを利用するのもいいですね。

2-2. 部屋は明るく

カーテンは開け、電灯を付けて、部屋を明るくしておきましょう。また、窓際には物を置かないようにして、採光できるようにしておきます。

2-3. 花を飾る

おもてなしの気持ちを込めて玄関などに花を飾ると、視覚的な印象が非常によくなり、内覧者の緊張をほぐして、穏やかな気持ちで見学してもらうことができます。

2-4. 売主の振る舞い

誰もが、見学に来てくれた人に買ってもらいたいと強く願うものです。とはいえ、売主の積極的なアピールは、場合によってはマイナスイメージになってしまうことも。見学者に付きっきりで案内したり、聞かれてもいないことを話し過ぎたりしないようにしましょう。質問された際は、自分たちがその家を購入したときの気持ちを振り返り、買主の立場に立った説明ができると好印象を持ってもらえます。

3. まとめ

以上のように、家やマンションを見に来た内覧者に良い印象を与える方法はさまざまです。どれも第一印象を良くするために欠かせないものばかりなので、見学する人の目線で部屋を見直し、「ぜひ住みたい!」と思ってもらえるよう、おもてなしの気持ちを込めて準備をしておきましょう。

また、当日は不動産会社の担当者も立ち会います。そこで、案内の流れや見学者に話す内容を、担当者と事前に打ち合わせしておくと安心です。

さらに、内覧者に部屋を購入してもらうためには、物件に適正価格を付けることも重要なポイントです。もしこれから不動産会社を探すのでしたら、HOME4U(ホームフォーユー)の一括査定サービスを利用して、不動産売却の経験が豊富な会社を見つけましょう。

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